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  フェラーリ250GTO(グンゼ1/24)

by ミートボール会員:横山雅巳



 この冬は例年よりも非常に寒く雪も多いですね。
こんだけ雪降るとスキー場はかなり儲けてるだろうなぁなどと思ってましたが、近所のスキー場ではあまりの豪雪のためリフトが動かなくてお休みという本末転倒な感じなこともありました。

まあ関係のない話ですが…。

今回はそんなこの真冬にはまったく場違いな、真夏のカリフォルニアをイメージした「フェラーリ250GTO」のジオラマです。

このキットは20年ほど前のまだ模型をあまり作ってなかった頃に何故か買って、少し作りかけてそのまま物置の棚の下のスミで20年間の深~い眠りについていたものを半年前に発掘したものです。

使わない食器などの間に分厚い埃をかぶって哀しげにポツンとあるのを発見して、これは供養をしないとバチが当たると思い製作を始めました。

当初は正統派にイタリアンレッドで塗装をし、クリア厚吹きの磨きで車体を完成させたのですが、一週間後に、まるで干からびた湖のような見事な無数のひび割れが入っておられました。

あまりのショックに見ぬフリをしてまた2ヶ月眠っておられましたが、やはりバチが当たると思い今度こそ完成を…の決意を固めました。

いらぬ前置きが長くなりました…。

では製作のほうに…。



 車体に関しては、昔の国産のキットの割にディスプレイモデルだったのでディテールはそこそこよく、追加工作はしていません。

エンジンフード部が開口してたので元々はエンジンも含む設計だったのでしょうがキットにはエンジンは入ってなかったので省略しました。

ボディーは、ひび割れ塗装をペーパーかけて落としサフェかけてまた一から始めましたが、またイタリアンレッド塗るのも飽きたのでシルバーラメの黒レーシングラインにしてみました。

どうせ事故車みたいなもんですし、好きにしてみようと。

今度は注意してしっかり乾燥してクリア→磨きを経て次は細かいランプ・モール類ですがモール類はアルミ箔を貼って軽く磨きかけてディテールアップしてみました。

説明書にエンジンフードに旧車によくある吹き飛び防止?の皮ベルトを自作するように!と書いてありましたのでマスキングテープと細いステンレス線で自作してみました。

あとデカールは全て削ぎ落としてしまったのでエンブレムとナンバープレートはそれっぽく筆塗りで書いてみましたがなんとなく雰囲気は出たかなと。




ナンバープレートをカリフォルニアにしてしまったので、ベースもそれっぽくしようと思いカリフォルニアのビーチをイメージするとどうしてもヤシの木が欲しくなり、ついでに製作してみました。

幹は太めの針金に両面テープを貼って麻紐をグルグル巻きにし、表面にバテを塗り軽く拭き取ったあと適当にそれらしく塗装をし、葉は天ぷら紙をそれっぽく切って芯に真鍮線を貼って形を整えフラットグリーンで塗装したものをたくさんつくりくっつけて完成。

けっこういい感じに出来たと思います。



ベースは合成板にアスファルトと砂地を塗り分け、プラ棒の車止めを境目に取り付け駐車枠を塗り、ビーチの看板を作り取り付けて完成としました。

看板には「FREE NUDE BEACH」と書いてます。

そんなビーチ行ってみたいです。

男のヌードわんさかは嫌ですが…。

コンセプトは「金持ちボンボンが親父のフェラーリでヌードビーチでナンパ」って感じです。

ナンパできるといいですね。

でもフェラーリ車内砂まみれ嫌ですね。

伝わってますかね?

カーモデルも下手なりにでも風景をイメージしてジオラマってみると楽しいですね。技術以上の見栄えが良くなるって私は思います。

たぶん…。

以上、長々読んで頂いてありがとうございます。

こんな文章を…。

次回も懲りずに頑張ります。



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