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　青島プラモ日記（その3）
（ドラゴン　1/35） LSSC 「LIGHT SEAL SUPPORT CRAFT 」

by 田口博通　

　現在住んでおります中国山東省青島について　最近の変化について少し。
山東路の潜水艦学校をこのページでご紹介しようと思い、写真を撮りに行ってみますと　なんといつのまにか　更地になっておりました。「ええっ　なんで」という感じであります。一等地にあるので、どうも跡地が高級マンションになるようです。
どこかに移転したのでしょうか？　それとも世界情勢の変化で廃校？なんてことはありえませんよね。
そういえば、住んでいるアパートのエレベーターで時々、ポパイのような　いかにも腕っぷしの強そうなロシア人のグループと遭遇することがあったのですが、この方たちも　最近は　見かけません。

さて、そのアパートは海沿いの通りに面しているので、部屋から湾がよく見え　単身暮らしの身には気持ちがなごみます。写真のあちらに見えるのは　2008オリンピックの時に整備されたヨットハーバーで、なんでも　青島でヨット競技が開催されたとのことでした。　
手前の赤いものは　「五月の風」と呼ばれるモニュメント。中国語では　「ウーイエフン」と発音しますが、その形がなんとも　別のフンに見えてしまい、一度　そう思い出すと　どうにも　笑いが止まりません。

　湾の夜景もきれいで、ロマンチック。なーんて　よく眺めますが、時々変なことが起こるのであります。　

写真は自室から見た青島湾の夜景

（下写真）　何か　発行物体が　浮いている。

それは、夜、赤い発行物体が　湾の辺りから　すーっ　と上昇していったり、点滅する光の連なりが　上空に30分くらい浮いていたりするのです。それが　ひんぱんに発生します。写真は　その光の連なりの拡大写真。赤や青、オレンジなど点滅する光が形も変化する異様な感じで、何か確認できません。

同じ敷地内に住んでいる友人に聞いても、「なんだろうね」というだけで、見慣れているのか　気にも留めない様子であります。
私も　見飽きてきたので　気に留めないことにしました。

未確認発行物体の拡大写真

余談はさておいて、本題のプラモデルの話ですが、　ドラゴンの　1/35 LCCC 「LIGHT SEAL SUPPORT CRAFT 」　なるものが　フライングタイガー模型店で　投げ売りされていたので、Mrカラー38番　オリーブドラブと共に買ってまいりました。
順調に全ての部品を接着し、塗装です。海軍特殊部隊SEALご用達ともなれば、精悍に仕上げなければなりません。それで　艶消しを強くしようと思い　探しましたが、艶消し剤が手に入りません。
　昔は　艶消し剤には　デンター歯磨き粉　やら　炭酸マグネシウム（鉄棒運動の時に　手に滑り止めにパッパとつける白い粉）なんかを使ったものであります。そんなわけで、何か替りになる白い粉状のものがないか　家中を物色しますと　「おっ　そうだ、あるある。」　ありました。　小麦粉です。
というわけで　小麦粉を　塗料に混ぜ、ダマができないようによく　かきまぜまして、筆塗で塗装しました。オリーブドラブ　1色の塗装ですが、精悍に　なかなか　いい感じに塗りあがりました。

箱絵

素組で組み立てた状態

塗装完了　でしたが、未確認白色物体が表面に発生

ところが　3か月くらい経ちますと、見たところ　表面に白い粉が吹いております。
艶消し剤に使った小麦粉の撹拌が悪かったのかな、と思いまして　その時は無理に納得したのでありますが、最近　改めてみますと　ますます　白い粉が増えております。

　で　よくよく　見ると　カビのようでもあります。
ということで、失敗作となりました。
このまま　カビが増殖するのを放っておくのも何とも気持ちが悪いので、あえなく　ゴミ箱行き処分と相成りました。下は処分前の記念写真。

　そういえば、台所には　別の白粉がありました。
何だとお思いになります？
それは　「膨らし粉」　です。確か　炭酸ナトリウム　だったはず。炭酸マグネシウムとはナトリウムの違いだけですから　今度は　それで　試してみたいと思います。　懲りないヤツ。　

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