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      小惑星探査機「はやぶさ」
(アオシマ)

by アカミミガメ

こんにちは、"アカミミガメ"です。
今月号の特集”心に残る思い出のプラモデル”としてアオシマの小惑星探査機「はやぶさ」"地球出発時"を作ってみました。



【1. はじめに】
トラブルに遭遇しても決して諦めず、小惑星からサンプルを持ちかえった「はやぶさ」の成し遂げた偉業は記憶に新しいです。
アオシマから発売された「はやぶさ」の通常版と特別メッキ版【Amazon.co.jp限定販売】を使って"地球出発時"と"地球帰還時"を作ってみました。
まずは特別メッキ版で"地球出発時"を作成します。

【2. 実機解説】
「はやぶさ」は宇宙航空研究開発機構(JAXA)が実施した"小惑星からのサンプル採取"プロジェクトで使用された探査機。
探査機「はやぶさ」はNECがトータルシステムの開発、製造、試験および運用を行った。

<<「はやぶさ」の主な機能>>
・地球、小惑星間の「イオンエンジン」を主推進機関とした航行
・探査機が自ら判断して小惑星に近づく「自律航法」
・小惑星からのサンプル採取「微小重力下での試料採取法」
・採集した試料を地球に届ける「耐熱材料のカプセル」

2003年5月9日に打ち上げられた「はやぶさ」は、目標の小惑星「ITOKAWA(イトカワ)」に到着し、科学観測を実施。2010年6月13日に地球へ帰還し、搭載カプセルをオーストラリアへ落下させ、その運用を終えた。


【3. 制作】
<3-1. キットについて>
「はやぶさ 特別メッキ版」はメッキの光沢がまぶしい、ピカピカのキットです。
メッキの色は二色で、機体本体が金メッキ、機体本体以外の部品(太陽電池パドルや高利得アンテナなど)が銀メッキになっています。

基本的にキットをそのまま組み立てていますが、機体本体が金メッキ一色では味気ないので、銀や黒で一部塗装しています。
銀の筆塗り塗装はしたくなかったのですが、「はやぶさ 特別メッキ版」の金メッキは、『銀メッキにクリアーイエローを塗装して金メッキにしてある』ものと『直接、金メッキが施してある』ものの二種類あり、使用したキットは金メッキが直接施してあるタイプだったため、塗装で対応しています。


<3-2. 組み立て>
塗装はランナーに部品が付いている状態で行いました。
塗装個所は、アクセントを付けたい場所に筆でペタペタと適当に塗っています。
使用したのはタミヤ アクリル塗料の X1 ブラックと X11 クロームシルバーです。

塗装後の組み立てで使用する接着剤にはセメダインのスーパーX2を使用しました。スーパーX2はメッキの上から接着でき瞬間接着剤のように白化しないのでとても重宝しました。

太陽電池パドルは付属のシールを使用しています。


<3-3. 展示台>
キットの展示台の支柱を付ける位置では、機体下面のターゲットマーカ付近のモールドが見えなくなってしまうので、展示台の支柱を機体下面後方にずらして接着しました。
あと、この展示台は安定性が悪いので、適当な大きさに切った3mm厚のスチレンボードを台座の下に接着してます。



【4. あとがき】
ほとんど部品をランナーから切り離して接着しただけなので、作り始めてすぐに完成しました。
塗装せずに組み立てるだけで、ピカピカの「はやぶさ」が手に入る、ご機嫌なキットです。

通常版の"地球帰還時"製作記事に続きます。

【5. 備考】
<5-1. 使用した製品>
アオシマ スペースクラフト 1/32 小惑星探査機 はやぶさ 特別メッキ版


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