まず「黄色」の理由である。物語ではタイガー・モスキトンは味方からも見離されているかのようだが、それは正しくない。なぜならば秘密基地にちゃんと燃料が補給されているではないか。独立した分遣隊とみるべきだ。そこに「黄色」の理由があるとみた。調べてみると、第15戦闘大隊第462戦闘中隊が尾部を黄色く塗っている。この塗装を保持して全面を塗ったのではないか。機首の防眩塗装だが、画では描きこまれていない。実機であれば塗り残す方が妥当であろう。中隊マークなどは威圧のためには邪魔で、黄色で塗りつぶしたということになる。スピンナーは何か別の暗い色らしい。 |
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赤では正面から見ると日の丸に見えるので、タイガー・モスキトンが好むはずがない。ここは米国の国籍マークを感じさせる紺が妥当だろう。キャノピーはダラス工場製の低いタイプを使ってみた。これは画が風防を小さめに描いていることと、こっちの方が怪しい雰囲気が出そうだという私の好みからである。風防枠には縞もようがないので、ここは無塗装銀のほうがムスタングっぽいと思う。アンテナ柱は地色と同じなので、黄色である。 |