<2-1. ロッキード・マーティン F-16 ファイティング・ファルコン>
F-16は1970年代にアメリカ合衆国が行った軽量戦闘機(LWF : Light Weight Fighter)開発計画に基づき、ジェネラル・ダイナミクス社が開発した戦闘機。
プロトタイプ YF-16の初飛行は1974年2月2日。
当初は実験的な昼間軽量戦闘機のコンセプトで開発されたが、さまざまな改良が加えられ、全天候戦闘機や精密攻撃機に進化した。
世界20ヵ国以上の空軍で採用され、現在(2012年)も第一線で活躍している。
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<2-2. F-16 A/B Mid-Life Update(MLU)>
MLUは1990年代に行われた、既存のF-16A/Bに対する大規模な近代化改修計画。
改修計画の参加国はベルギー、デンマーク、オランダおよびノルウェー。
試作改修機の初飛行は1995年。
改修内容はコンピュータ/ソフトウェアの改良、グラスコクピット化、広視野HUD、改良型データモデム、AIFFの搭載、レーダーの換装などが行われた。
なお、MLUは定期的に近代化改修が行われており、2012年時点での最新はMLU M5。 |