Home  >ステゴサウルス(タミヤ )


  ステゴサウルス (タミヤ )

by アカミミガメ

こんにちは、"アカミミガメ"です。
"お手軽・お気楽"をコンセプトに模型を作成しています。よろしくお願いします。

【1. はじめに】
ステゴサウルスは有名な恐竜なので、皆さんも一度は見たことがあるのではないでしょうか?
私が子供時代に見た図鑑には、「脳が小さいので、尻尾を叩いても気が付くのに3秒掛かる。」などと、凄い事が書かれていました。
現在は復元図も更新され、昔とは随分イメージが変わりましたが、タミヤのキットの様な古い復元図の方が私には馴染みがあります。




【2. 実機解説】
<2-1. ステゴサウルス>
ステゴサウルスは中生代ジュラ紀後期から白亜紀前期にかけて、現在の北米と中国に生息していた四足歩行の草食性恐竜で全長は7~9mほど。
首から尻尾にかけて三角形の骨板が二列になって並んでおり、尻尾には四本の鋭いトゲがついていた。わき腹や足にはたくさんの皮骨がついていて体を守っており、喉の部分には、小さな骨片で構成された装甲板があった。
骨板の用途は体温調節のために日光または風に当てる、外敵からの防御、外敵やライバルに対する威嚇、異性や仲間に対するアピール、個体識別など諸説ある。




【3. キットについて】
キットの発売時期が古いので、昔の復元図に従った姿勢をしていますが、皮膚のモールドなどはしっかりしていると思います。 このキットは安価(希望小売価格525円)なので"気楽に購入しやすい"というのも大きな特徴です。




【4. 制作】
<4-1. 製作>
キットは置物のような姿勢をしているので、首を一度、ニッパで切り離してから角度を付けて接着。
本当は、尻尾にも動きを加えたかったのですが、弄り過ぎて収集が付かなくなると困るので(本音はめんどくさいからですが・・・)、首以外はそのまま製作。
肩を動かさずに首だけ曲げたので、不自然な姿勢になってしまいましたが、不都合なことは見なかったことにして対処してます。



<4-2. 塗装>
塗装はタミヤ アクリル塗料の筆塗り。
個人的に「ステゴサウルス = 緑」というイメージが強かったので緑を基調に塗ってみました。
シマウマやパンダなど、化石しか無かったとしたら、想像することも困難な色をした動物もいるので、奇抜な色で塗ってもあながち間違えとは言えないと思います。
恐竜の色に正解は無いので、気楽に塗れるのがいいですね。



<4-3. 飼育員>
ステゴサウルスの大きさを表すため、比較対象として同スケールのフィギュアを作りました。
1/35 メタルフィギュアの既製品を使い、服を青にすることで"飼育員"という設定にしています。



【5. 完成】
安価で購入しやすいので、手軽に組むのに最適なキットではないでしょうか?
新しい復元図に従った「恐竜世界シリーズ」もありますが、価格が4倍以上もします。このステゴサウルスの様な安価なキットは、末永く生産してもらいたいものです。
しかし今回、参考のために現存する大型動物の体格を調べたのですが、アフリカゾウがステゴサウルスより大型だったのは意外でした。
体長4m、体重2.3tに達する重戦車のようなシロサイでも、アフリカゾウにかかれば全く歯が立たないという話も聞きます。
背中の骨板で実際の体格より大きく見えますが、推定体重2.5tしかないステゴサウルスで、アフリカゾウと争うのはちょっと分が悪そうです。




【6. 備考】
<6-1. 使用した製品>
タミヤ 1/35 恐竜シリーズ ステゴサウルス
オーロラモデル 1/35 ミリタリーフィギュア WWⅡ 独軍SS女性戦車兵 1947

以上、失礼します。


  Home> ステゴサウルス(タミヤ )

Vol 49 2013 January.    www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /editor Hiromichi Taguchi 田口博通
  無断転載を禁ず  リンクフリー
「webモデラーズ について」

製作記事


TOTAL PAGE