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P-47Dサンダーボルト 
(ジョーハン(JO-HAN) 1/72)

by ヒサマロ



こんにちは、ヒサマロです。今回は2週間ほど前に完成したジョーハン(JO-HAN)の1/72 P-47Dサンダーボルトを紹介させてください。ジョーハンはデトロイトの会社なので車のプラモが専門ですが、70年代の中ごろになぜか大戦機だけ5種類くらい発売してました。確かMe262,Me109,零戦21型、F4U-1コルセアなどでした。これらはコンパーチブルキットなのが特長でした。零戦なんて二式水戦とのコンパーチブルになってるようです。



このP-47はレザーバックとバブルトップのどちらかを選べるようになっています。多分ホークの1/48のキットを参考にしたものと思われます。ところがこのすぐ後にハセガワの1/72が発売されたのであっという間に忘れられられた悲劇のキットです。



ご覧のように成型色は白になっています。この時代にしては全面凹み筋彫になっておりぱっと見は良い感じです。しかしいざ組み立て始めるとパーツが合わない合わないでパテのお世話になりっぱなしでした。表面は70年代テイストなんですが中身は60年代テイスト満載です。コクピットはシートとパイロットだけなので脚収納庫から胴体内丸見えになります。そんな訳で床板をプラ板で自作しました。パイロットの出来は大変良い出来ですので丁寧に塗り分けてあげます。 



エンジンですが一応ダブルワスプで前後別々にあるんですがシリンダーのモールドが全くなくつるつるの棒になっています。ここは無視して黒鉄色を塗っておしまいとしました。主翼や尾翼も厚いです。機銃が別パーツになっていたり、爆弾のフィンがちゃんと抜けていたりと良い部分もあるんですがとにかく手間がかかりました。プロペラはカフスなしのハミルトンスタンダードが1種類入ってるだけでした。



さて塗装はどうしようか迷いましたがパテを結構使用したので銀塗装はやめにしました。そこでその昔購入したThunderbolt At Warという洋書に極東イギリス空軍の写真が掲載されているのですがそのうちの1枚にJungle Queenというノーズアートを機首に描いた機体があって結構気になっていたのです。そして去年エクストラデカールから発売されたものにそれが含まれているのを知り急いで購入しこの塗装にしました。爆弾にはクリスマスシーズンなのかJAPPY XMASと落書きされているのですがこれもデカールになっています。英軍機には珍しくヤンキー風なノーズアートが気に入っています。



いかがでしたか、ジョーハンのキットは?完成品はあまりお目にかかった記憶がないんですが結構持っていらっしゃる方はいるのではないでしょうか?この機会に製作してみては?サンダーボルトはタミヤの傑作があるのでそれを作るのが一番楽でよいのでしょうが、なんせ我が家にはまだレベル(旧版と新版)やハセガワのキットが在庫しているのでこれらを成仏させてあげねばなりません。さあ、どんどん作るぞ!と気合を入れたところで今回は失礼いたします。


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Vol51 2013 March  www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /editor Hiromichi Taguchi 田口博通
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