世界初の実用VSTOL攻撃機としてイギリスで開発されたハリアーは開発当初からアメリカ軍から注目されており特にベトナム戦争で戦っていた米国海兵隊から従来の支援攻撃機に代わる画期的な攻撃機として採用を渇望していた。そして1968年7月にイギリスファンボロウのエアーショウに2人の海兵隊パイロットが試乗を求めた事を契機に海兵隊のハリアー取得が加速し1969年12月23日正式にAV-8Aの名前で12機を発注した。その後発注数は110(複座型含む)機と増え当初は米国国内でのライセンス生産を考えたが採用数が少ないということもあって全て完成機輸入の形を取った。
こうしてAV-8Aは1970~1976年にかけて部隊配備され1987年に改良型のAV-8BハリアーⅡが配備される間海兵隊の頼れる相棒としてその任務を全うした。 |
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要目
全長:13.90m
全幅:7.67m
全高:3.63m
自重:5.580kg
最大STO重量:
11.430kg
エンジン:ペガサMk102
推力:9750kg
最大速度:M0.98
固定武装:アデン30mm機関砲×2
最大搭載量:STO時3.630kg
VTO時2,270kg |