Home  >MIG21 (トランペッター 1/48)

誌上個展

MIG21 (トランペッター 1/48)

by オンケル・ハイニ

まいど、浪速の雑食モデラー、ハイニでおます。
今回は久々に航空機で、お題の「ワルシャワパクト」という事で、たまたま某展示会で仕入れていたトランペッターのMig21をでっち上げてみました。



最初は単に飛行姿勢で作ろうと思ったのですが、Mig21はシンプルなスタイルで、やや面白みに欠けると思い、エアブレーキ全開の着陸シーンにすることを思いつきました(やめときゃよかった…)。



私は航空機で飛行姿勢を作るときには、できる限り、レシプロ機はプロペラを回し、ジェット機は排気部に光源を入れるようにしています。
最近はLEDも安くなってきたので、以前の豆球に比べると球切れの心配も少なく、サイズも小さくなったので助かります。
ただ、今回使用したLEDは3Vほどの電圧が必要となるので、豆球やモーターのように単3電池1本で、と言う訳にもいかないのですが、



たまたま100円ショップで売っているLEDのマグライトの中に単4電池3本をセットできる電源があったので、それを利用しました、コスト的にも、サイズも良好なアイテムです。



話が脱線しますが、この電池を収容している木箱でですが、旧ドイツ軍がWWⅡで使用した木製地雷のレプリカです。コードの出ている切欠から信管が出ており、踏みつけると信管の安全ピンが抜けて発火するシステムになっています。



パイロットはJMCで仕入れたジャンク品から持って来ました、最近の飛行機キットには(タミヤを除いて)パイロットの付いていないのは残念でなりません。
以前はお地蔵さんが載っているようなものでしたが、最近の技術ならはるかに良いものが出来るはずなのですが…。
ハセガワの社員さんにパイロットを付けて欲しいと言うお願いをしたことがあるのですが、コストが上がってしまうので無理と言われてしまいました。
別売でも良いから着座姿勢のパイロットを出して欲しいものです。



機体を乗せるベースはアクリル板と角材を利用しました。
個人的な意見ですが、丸パイプよりも角棒の方が作業性と見栄えが良いように思います、また溝付きのものであれば、コードを這わせるのにも便利です。
機体との固定には、アルミのボルトナットを使用しています。
以前はアクリル透明のボルトナットを使用していたのですが、今回近所のホームセンターに行くと、以前はあったのに今回は見当たらなかったのと、機体自体が銀塗装なのでアルミでもいいかと思って使用しましたが、見てくれはアクリルより良かったように思います。



さて、初めてドラペのキットを作ったのですが、思ったよりは良いキットではあります。
ただ、ランナーのゲート処理とか、穴あけ処理など、国産のキットに比べると作る側への配慮に欠ける部分が多々あるように感じました。



今回エアブラシを使用してでは初めての銀塗装となりましたが、四苦八苦でした。
銀を吹いた後で、クリヤーを吹いてはおいたのですが、それでも定着性が悪い…、
マスキングすると剥がれるわ、手に持つと擦れて周りと色目が変わるわ…。
まあ、下地処理と中間処理の手を抜くなと言う、当たり前の事が大事なのだと再認識いたしました。トホホ…。


  Home>MIG21 (トランペッター 1/48)

Vol 58 2013 August.    www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /editor Hiromichi Taguchi 田口博通
  無断転載を禁ず  リンクフリー
「webモデラーズ について」

特集1


TOTAL PAGE