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誌上個展

    川崎キ-48 九九式双軽爆撃機 
(AZモデル 1/48)

by 福田 道章




 AZモデルの九九双軽を製作してみました。
キットは簡易射出インジェクション+レジンパーツの構成で取り付けのダボ等もなく、胴体内側の彫刻もありません。値段も安くないです。
箱絵は有名な写真をモチーフにしたCG絵画です。
ただ単に九九双軽の模型が欲しい方にはハセガワ(旧マニア)1/72のキットが絶対お勧めです。勝ってるのは大きさだけ?
1/48で作りこみたい人向きのキットでしょうか。





 資料も丸メカニックだけ、ノープランで挑戦した結果この様になりました。
インテリアは基本プラパーツで燃料タンクやボンベなどがレジンになっています。
かなり仮組みを繰り返さないと位置が決まりません。
本機の特徴のひとつでもある下方銃座も簡素に再現されていますがハッチが開く様にはなってないので取り付けませんでした。
代わりに旋回銃を二連装にして銃架をプラ材で製作しました。
胴体内側の目立つ部分だけリブを付け足しました。
シートベルトはデカール再現になっていますが取り付けしていません。
透明パーツは普通のインジェクションパーツで有り難いですが透明度が悪く(材質のせいか?)磨いて使用しましたが、クラックを入れてしまったり組んでから中を汚したりしてしまいました。
主要パーツは合いは良くなく繊細なモールドが入っていますが整形していく内に消えてしまいました。材質は硬めで削り辛いです。
筋彫りを直し全体に軽くリベットを入れてみましたがサフェーサーで殆ど消えてしまいました。





 エンジンはレジンパーツでシリンダーがすべて別になっていますが、出来上がると特段精密でもありません。
エンジンナセルのインテークの取り付け方で1型と2型を作り分けるようになっています。
キャノピーを整形のため先に接着したので、前方機銃を後付けにしましたが穴が小さかったため弾倉を取り付けできませんでした。
(キャノピー作り直しや銃架やスライド部など考えると完成しそうにない)
主脚は取り付け位置も曖昧で尾輪などはイモ付けなので強度の確保に工夫が必要です。ナセル下部の三角形のパーツは先に接着しておけばよかったです。
塗装は迷彩に自信がなかったので全面灰緑色の76戦隊を選択しました。
墨入れが嫌いなので暗色から立ち上げる感じで適当に塗っています。
ループアンテナはアフターパーツで見つけられなかったのでプラ材より作成しました。(外している機体が多かったようです)
アンテナを張るつもりで割りピンを土台代わりにつけていますが、支柱強度と材料の折り合いがつかず諦めました。





デカールは発色もよく良質ですがフィルムが薄いので取り扱いに注意必要です。私はステンシル数箇所失敗しました。 途中投げ出しましたが半年以上かかってのロールアウトとなりました。




日の丸は塗装です。灰緑色はクレオスの128番そのままです。
翼端等はクリアランナーを削って製作。航空等はトロンの1/43用ヘッドライトパーツ。
カバーは塩ビ板を炙って曲げたものを切り出しています。(キットパーツを磨いていたら飛ばして紛失したため)






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Vol59 2013 September  www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /editor Hiromichi Taguchi 田口博通
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