箱を開ける。少ないバーツが、ゴチョっとビニール袋に入っている。開封し、箱を裏返してなかにあけてみると、もうバリの集合体だ。簡単にパーツを点検して、揃っていることを確かめる。胴体や主翼といった主要部品をニッパーで切り落として、仮組み・・・は、バリが邪魔でできない。しかたがない、各パーツを整形しながら組み進める。右胴体は事後変形で高さが足りないので、腕力で修正する。胴体の合わせ目はガタガタだから、大雑把に削って少量のパテで修正すればよい。機首下面の吸気口は湯流れ不良で形になっていないので、そこをプラバンに置き換えて整形だ。主翼は胴体を置くところの幅が広くなりすぎないように充分な擦りあわせをして、上反角をつければちょうど良くなるように調整する。 |
|
主翼などの表面にある金型傷は、無理しない範囲で整形しておく。翼下面の冷却器は表面がクタクタなので削っておく。キャノピーは胴体側にプラバンを貼って後胴と高さを合わせる。アンテナ柱は真鍮線に置き換えて位置も修正しておく。胴体右側のキャノピーと接するところに孔があいているので、埋める(イギリス版の可動キャノピーのヒンジ受けだろう)。スピナーは変形がひどいのでプラバンを挟んだが、その分、長くなりすぎた。水平尾翼は取り付け部分のベロを切り落としてよ~く削り合わせる。主翼の機銃は真鍮線に置き換える。まあ、こんな感じだ。 |