「海のニチモ」と称された日本模型 略してニチモですが、飛行機モデルでも凝りに凝ったキットを作っていました。 中でも、1/48日本大戦機シリーズは コクピットの中が半端ではありませんでした。また、エンジンだけでなく、エンジン架など見えない部分も半端ではありません。ほとんどの製品が外形や構造の資料だけでなく、実機の取扱い説明書も参考に製作されていて、精密を極めていました。この99式軍偵も最高の時期に発売されたキットです。
箱絵は衝撃的な独立飛行第49隊の青い機体です。以前から一度作ってみたいと思っていた99式軍偵を この機会に箱絵のままに作ってみることにしました。 |
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実機は 三菱で堅実と実用性に徹して設計され、戦闘機パイロットを絶句させた抜群の操縦性能を持ったそうです。
エンジンはハ-26 900馬力を装備、最大速度は424kmでした。滑走距離は 165m。
武装は主翼に7.7㎜機銃2丁(後期型は12.7mm)、胴体後方に 7.7mm機銃を装備していました。爆弾は計200 kg 。 50kg爆弾を4発抱えて出撃することがあったようです。
胴体下面は地上攻撃任務という性格上、エンジン部から操縦席下面にかけて6mmのアーマープレートで装甲されています。 |