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誌上個展

  マクラーレンF1 Mclaren M7A 
(エレール 1/24)

by 田口博通 Hiromichi taguchi




 エレールから、1/24で 1960年代のF1フォーミュラレーシングカーが5種発売されていて そのうちの一つが このマクラーレン M7Aです。
 日本ではユニオンと提携していた時代に発売されていました。最上級者向けと注意書きがされていて、確かに作りにくい部分もありますが、なんとか完成に持ち込みました。

               箱絵

 実車についてはキットの説明書に詳しい解説があります。マクラーレン M7Aは ブルース・マクラーレンが自身のチームを1966年に設立し、フォードコスワースDFVを搭載したマシンを熟成して 1968年ベルギーGPで自身のドライブで1勝を上げたマシンです。 
特徴はアルミモノコックの葉巻型のマシンの両脇に燃料タンクを配置しています。



製作


 F1マシンは最初にボディを塗装しないと先に進めません。作戦としてモールドはオレンジですので、それを生かして、ボディをオレンジに塗装し、デカール貼り、クリアコートと ボディを仕上げてしまうことにしました。

 まずノーズは上下の立てつけが悪いので、ラジエターを組むことをあきらめ、上下接着して成形しました。
 メインシャーシーは 透け防止のため、左右ボデイと燃料タンクの裏側を艶消し黒で塗り、コクピットと前後バルクヘッドを組み上げて、モノコック形状にしてしまいます。
 その後、まとめて Mrカラーのオレンジで吹き付け塗装をしました。


 フロントのサスペンションを組み上げて、メインシャーシーに組みつけます。バランスロッド部品 C-67を 紛失してしまったので、似た形状に0.5mm洋白線を曲げて接着してあります。


 DFVエンジンは フエールパイプやハイテンションコード類の追加加工が説明書で親切に図示されていますが 私の技術レベルでは遠く及ばないので潔くあきらめました。
 リアのサスペンションをエンジンに組むと右の写真のようなブロックになります。

その後、メインシャーシーのバルクヘッドにエンジンを組みつけますが、力がかかる所なので、強力な接着剤でしっかりと接着しています。

リアバルクヘッドにエンジンを組みつける。


 エンジンファンネルのカバーは金属網で自作することも考えましたが、付属の透明部品の丸ネットを使ってもなんとかなりそうだったので、金色で塗装して使ってみました。 ウイング支柱の補強棒は洋白線に置き換えました。
配線をしていないので、エンジンのヘッド部分が淋しい雰囲気ですが、力及ばずです。



最後にウイングと透明キャノピーを取り付けます。
キャノピーは仮組すると端面が反射し白くなるのがわかったので マスキングして端面をオレンジで塗装し、反射を防止しています。
 バックミラーは透明部品に「いもづけ」で難しいので、0.3㎜の金属線PINを仕込んで、キャノピーに取り付けましたが一手間かけたおかげで、楽に取り付けできました。




完成まで約1か月でした。完成した姿は 往時のマクラーレンの雰囲気をそのまま再現できたような気がしています。  ここ数年、60年代葉巻型マシンをコレクションしていまして、次は何にするか思案中です。





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Vol61  2013 November.     www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /             editor Hiromichi Taguchi 田口博通 /無断転載を禁ず  リンクフリー

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