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VIVA! グロスター・グラジェーター

by  コルディッツ

  エアフィックス1/72の最新版グロスター・グラジェーターを入手しました。その前のソード
フィッシュも同様ですが、同社の大英帝国機への愛情を強く感じました。という訳で今回
はエアフィックスの新製品をリスペクトして、グラジェーターの紹介をさせていただきます。
 グラジェーターの実機は、ロンドン郊外のヘンドンにあるイギリス空軍博物館のものと、
シャトルワース・コレクションの物が有名です。残念ながらシャトルワースは未見ですが、
そのフライアブルな機体はダックスフォードのエアショーで拝観しました。
 グラジェーターは、ソ連・フィンランド戦争時にフィンランドへの援助として派遣された
スウェーデン義勇空軍部隊で使用、又第二次世界大戦初期にはとノルウェーとマルタ
島で大活躍しています。スウェーデン義勇空軍部隊のグラジェーターについてはCR42
で紹介させていだきましたので、今回はノルウェーとマルタの物を紹介します。
 南北に細長いノルウェーの北部への入口にあたるボード―には、大規模な中央空軍
博物館があります。アクセスに使ったボード―空港は軍民共用で、機内からノルウェー
空軍のF16を見る事が出来ます。博物館は滑走路の端の方にあるので、空港(又は
ノルウェー国鉄のボード―駅)から路線バス又はタクシーで行くことになります。
 冷戦時代にソ連領土内で、トルコから離陸したスパイ機ロッキードU2が撃墜された事
件がありましたが、飛行士パワーズの最終目的地は、このボード―空港でした。それで
博物館ではU2のシルエットを描いたTシャツが販売されていました。
 博物館のゲートガードは自由ノルウェー空軍のハリケーン(ただしレプリカ)。館内には
クラシュ状態で発見されたJu88や、自由ノルウェー空軍のモスキートなどの展示がされ、
興味深いです。
 マルタ島の首都バレッタは半島の突端に位置しますが、その先端に半地下式建築の
戦争博物館があります。ここには主翼を外されたグラジェーター「フェイス」が展示され
ています。どちらの博物館も珍しいことに日本の旅行ガイドブックにも紹介されています。
そしてどちらの博物館も館内照明は暗く、撮影に難があるのは残念でした。
 なおマルタ島中央部に航空博物館があり、砂漠塗装のスピットファイアMk.Ⅸ等の
展示があります。戦争博物館も航空博物館も二階建の観光バスが停車しますので、
アクセスは楽でした。カルカーラのイギリス軍墓地内にある大日本帝国海軍慰霊碑は、
ガイドブックの説明を頼りに、路線バスでなんとか行きつくことが出来ました。

ボード―のノルウェー中央空軍博物館。写真では分かりづらいですが、
建物は3枚プロペラを模しています。以下2003年7月撮影。


グロスター・グラジェーターⅡ




カプロニCa310べ爆撃機のコーナー。干鱈に注意!


自由ノルウェー空軍のモスキートT3




自由ノルウェー空軍のスピットファイアMkⅨe



クラシュ状態で発見されたJu88(A4かD1のはずですが…済みません)



Ju52/3mgの水上型。水上型の機体はここだけではないかと…


ボード―名物(?)ロッキードU2CT



マルタ戦争博物館のグロスターグラジェーター「フェイス」 2012年1月撮影。











マルタ戦争博物館入口


マルタ航空博物館のスピットファイアMk.Ⅸ


マルタ島、カルカーラのイギリス軍墓地にある大日本帝国海軍慰霊碑


ダックスフオード・エアーショーでのグラジェーターⅡ 2005年7月撮影。
 塗装はノルウェー空軍機。


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Vol61  2013 November.     www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /editor Hiromichi Taguchi 田口博通 /無断転載を禁ず  リンクフリー

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