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誌上個展

フォルクスワーゲン WWⅡ仕様 (LS エルエス1/32)
Volkswagen

by オンケル・ハイニ

 まいど、オンケル・ハイニでおます。
今回はLSの1/32「フォルクスワーゲン」のWWⅡ仕様です。




最近ちょっと多忙で大分前に制作したものです。
基本形はLSの1/32のキットでタイヤなどの足回りを同スケールのキューベル・ワーゲンから流用しています。




フォルクス・ワーゲンは皆さんもご存知のとおり、WWⅡ開戦以前にアドルフ・ヒトラーの肝いりで、国民車として大量生産し、広く国民に行き渡る様にと計画された乗用車ですが、 戦争が始まると、国民車としてよりも、キューベル・ワーゲンやシュビム・ワーゲンなどの軍用車両のベースとして生産されました。




LSのキット自体はかなり古いものですが、その基本形は非常によくできており、塗装だけでも充分WWⅡの車両になります。




LSのキットは戦前タイプというか初期生産タイプをモデルアップしています。 戦後も長く生産され、日本でも多く販売され、独特のスタイルから「カブト虫」などと呼ばれ、世界中で親しまれ、ドイツでの生産が終了してもブラジルなどで最近まで生産されたいました。




 先程も期した通り大分以前に作成したもので、どこをどう弄ったかよく覚えていませんが、ヘッドライトを、対空管制用のスリットの入ったカバー付きのものにしています。 ナチス・ドイツ軍ではオートバイや民間車両のヘッドライトに対空管制用のカバーを取り付けていますが、金属プレスされたものから手製の布製まで、多種多様なものがあります。


 

作例のものは恐らく金属プレスで作成されたであろうものを再現しています。 天井部にラックをつけてPK(プロパガンダ・カンパニー:宣伝中隊)所属の車両にしてやるつもりだったのですが・・・、根性なしで・・・。


 

さて、模型から少々離れてしまいますが、ブラジル生産の足回りにFRPで作ったキューベル・ワーゲンの車体を乗せたレプリカ車両が存在し、ちょっと昔 日本にもに輸入されています。 我々は「プラキュー」と呼んでいますが、知り合2人が各々1台づつこの車両を保有していて、何度か運転させてもらい、2次戦のイベントに参加しています。




話が脱線してしまいましたが、LSは航空機なども良いキットを多く輩出した良いメーカーさんでした、 特に九六陸攻や百式司偵など最近まで他社が手を出さなかった機種を出してくれていました。




まだLSが健在だったとき、会社の前を通ったことがありました、
ごく普通の中小企業の工場と行った感じでしたが、こういった良いメーカーがなくなってしまうのは寂しい限りです。


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Vol.64 2014 February.   www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /             editor Hiromichi Taguchi 田口博通 /無断転載を禁ず  リンクフリー

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