キットの組み立てに難しいところはない。操縦席の床板は胴体左右接着後でも入るから、早い段階で胴体を合わせておくと作業手順がよい。機首上面はM字型断面を再現するために別パーツなので、胴体につっぱり棒を入れて機首上面パーツと幅を揃える。機首の顎にある冷却器は、5パ-ツで組み上げて胴体に接着するつくりになっている。簡単な削り合わせは必要だが、思ったよりもずっと上手く接着できる。合わせ目に瞬間接着剤を流して接着とパテを兼ねさせる。主脚では困ったことがおきた。スパッツの上に付くはずの支柱部品がみつからない。失くしたのではなく、最初からなかったのだと思う。ランナーを熱で伸ばした細棒で代替したが、寸法が分からないから組むことで探る以外にない。 |
|
そのこともあって、スパッツにはタイヤを入れずに支柱と組み上げて胴体に接着し、位置の調整と固定をした。タイヤは一部を切り落としてC形状にしてスパッツに挿し込む、という手順にした。悩んだのは、胴体下面にあるアンテナ。起倒式でないと草地の飛行場では絡まってしまうと思ったのだが、キットの図ではしっかりと立って(逆立ちだが)いる。ここは起倒式だと思う自分を信じて、倒れた形にしておいた。風防は胴体との合がよくないが、この時代のキットではまあ普通の出来といったところ。 |