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電撃機甲師団（バンダイ　1/48）

by マッキ(脇田　昌彦)

　世代的に”48AFV”と言えばズバリ『バンダイの電撃機甲師団シリーズ』です。
　当時、タミヤ1/35の完全に虜になっていた中学生でしたが、バンダイのヨンパチシリーズの怒涛の展開は驚愕の出来事と記憶しています。

内部構造を再現し、ディオラマの懇切丁寧な解説とアイデアを売り物に短期間で多数のアイテムを展開していました。
まあ、1/35との両立は小遣いの関係で早々に挫折しますが、今の技術でバンダイがスケールモデルを作るならスケールモデル界の救世主となる事は間違い無いと思います。

タイガーⅠ型

さて、作品紹介が遅くなりましたが、1996年の中国フーマン生産品を限定で再販したドイツ物10点からタイガーⅠ型とナスホルンを完成させています。

いずれのキットも金型の痛みが散見され、簡易キット並みの整形と仮組に時間をとられましたが、完成するとスタイル、ディテール共に当時モノとしては良好。
小物パーツもそこそこメリハリがあります。

タイガーの内部構造は、年少者でも苦痛にならない様に適度にまとめられ、再現度は必要にして十分です。

ナスホルンの88ミリ砲基部やオープントップ車内はかなり怪しいですが、調べるのも面倒なのでキットのまま製作。

過去のキットの生き残りと言う哀愁も感じられましたが、完成して見るとなかなか迫力のあるスタイルで時代の先を行き過ぎたかなとも思います。

再び日の目を見る事は無いキットとは思いますが、こうして皆さんに紹介できた事は嬉しく思います。

・オマケ編 1/40の旧緑商会の装甲車シリーズ「ドイツ6輪重装甲車Sd.kfz.232」
もちろん童友社再販品ですが、モーターライズに改造しました。		現在はギヤが割れて走行不能、ディスプレイになっていますが、このキットもまた時代を考えると相当優れていたと感心させられます。

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