皆様の「心に残る傑作キット」とはどんなものでしょうか?
筆者の場合、そのうちの一つがLS72飛竜でした。この旧LS(現在はアリイから現役で発売中)の傑作キットとして古くから名高い「飛竜」は 今回通算3機目の製作となりました。(実は正確には完成したのは2機)
1機目の記憶は高校生の時で、暗緑色をレベルプロスプレー(我が家にはまだ後生大事に残っています。)で吹いたもの。語るも恥ずかしい出来で、とりあえず完成しました、という程度でした。
可動の爆撃庫扉が動くはずが一度開けると閉められず。フラップも途中までしか引き出せず、下がらない。脚扉はガタガタで可動ピンが折れ 修理不可能に。エルロンはだらっと下がったまま。 マスキングが不足であったため、暗緑色のスプレーが内部に吹き込んで、機首の透明部品を汚してしまい、とさんざんな出来具合でした。動かすうちにあちこちが壊れ、部品を紛失し、結局、転居の際に どこかに行ってしまったようで証拠隠滅となりました。 |
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2機目は20年ほど前で、手を入れ過ぎて、コクピットで挫折、完成しませんでした。今回、再開しようと探したのですが、部品があちこちに散逸してしまったのか、主翼部品をどうしても見つけ出せませんでした。
3機目が 今回作ったもので、意を決して新規にアリイ版をアマゾンで購入。なんとか見事 完成に漕ぎ着けました。
製作を開始したのは、webmodelers2月号のLS特集に間に合わせようと、秋も深まった11月初旬です。しかし、可動部の調整と透明部品の塗装に手間取り、1月末には完成できず、結局完成したのは 3月末となりました。
さて、製作に際し、参考にしようとMA誌をひっくり返しましたが、製作記事を見つけることが出来ませんでした。このLSの飛竜は 発売初出が1966年ですから、MA誌が刊行される前の話。登場の機会が遂に無かったのかもしれません。
それならばという訳で、今回は製作記事として書くこととしました。 |