資料は航空情報別冊『世界のジェット戦闘機 仏。・英・独・ソ連』編(昭和43年)で念のため確認したくらいで、あとは「キットを組む」方針で進めた。上述の状態だから「キットが組めれば」上出来なわけで、まあ、6時間にしては結構よくできたのではないかと思っている。
コックピットは6点構成で、床板裏面が前脚の取り付けを兼ねている。そのため錘を前に載せられず、大きな鉛の棒をコックピット背後に仕込んだ。胴体にコックピットを入れ、胴体を接着する。接着面を均すことは当然のこと。 |
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それでも生じる隙間や凹みは、ガリガリ削ったカスが詰まったところに瞬間接着剤を流し込んで固めればパテの代用品になる。主翼は1枚物で左右別々。翼上面の全体を削って均し(裏面は手抜き)、胴体への取付けベロは切り落として、接着部分を直線的に削る。上反角が分からないのだけれども、中翼だし上反角をあまりつけないソ連機だから、やや弱めにしてみた。あとは全部がこの調子だから、書くのも面倒、要するに削りながら組立てました、ということだ。極力削りだけで済ませることが、組立てを早く順調に進めるコツだ。 |