続いて実用型の無人戦闘攻撃機X-47Bへとステップが進み、2007年8月米海軍省はノースロップ・グラマン社の開発計画案を承認し、海軍独自の無人戦闘攻撃機開発計画がスタートした。
X-47Aより大きな搭載量と航続距離を求められたX-47BではエンジンはP&W F100単発とされ、機体規模はスケールアップされ、平面形もアスペクト比が変化した。
X-47Aからの大きな変化は折り畳みの主翼がついたことである。
X-47Bの模型をA-6イントルーダー攻撃機と並べてみると、機体規模がほぼ同じ。ほぼ同一位置で主翼が折りたたまれることがわかる。これは空母のエレベーター乗降を考慮してのことだ。 |
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攻撃機なので、巡航速度は亜音速でよく、マッハ0.45を予定。
兵装は GBU-31 JDAM × 2 もしくは、GBU-27 X2 を 胴体内爆弾倉に装備する。
X-47Bは2011年2月4日にエドワーズ空軍基地で初飛行に成功した。
2013年5月にはニミッツ級航空母艦「ジョージ・ブッシュ」からのカタパルト射出試験に成功し、同年7月10日には、パタクセント・リバー海軍航空基地を発った機体が、バージニア州沖を航行中のジョージ・ブッシュへの着艦試験に成功している。以後、順調にテストが続けられている。 |