次は主翼。垂れ下がらないように曲がりを腕力で直し、上下パーツを接着。胴体に差し込むベロは切り落とし、面を整形しておく。こうすれば隙間が生じない。カウリングを見るとだいぶモヤッとしていたので、カウルフラップを強調しておいた。プロペラも50年の歳月を刻んでおり、それなりの整形をする。スピンナーもキビシイのだが、百式司偵II型のスピンナーの形が分かる人は圧倒的に少数派だろうと推定しているので、気にしない。主脚柱は面白い設計だった。脚柱はエンジンナセルの内側上面に接着するので、やたらと長い。 |
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“これじゃあ、グラつくな”と思ったら、脚柱は開口したナセルの穴の前端に接触してブラブラしない!ここも軽く接着すれば、もうカンペキ安定する。見えない下面なのだから、これで結構だ。尾輪も工夫してあり、開状態で一体の尾輪カバーパーツを付け、その中央にあいている穴に尾輪を付ける。どちらもいかにもプラモデル的設計だが、これは組みやすい!別稿のムスタングH型とは大違いだ。タイヤのホイールは放射状の彫刻になっているが、写真をみると軽い凸形状のキャップを被せているのが通常の状態らしい。キットの形状の方がカッコイイので、もちろんOK。まあ、あとは適当に組み上げる。 |