私が最初に作った戦車模型は、緑商会の(たぶん)1/76のキットでした。なのでミドリのキットの実物戦車を目にすると、甘美な郷愁に駆られます。今の目では??でしょうが、ミドリの戦車を量産していた小学生の頃は、実車の資料を見る機会もなく、十分満足していました。またオールはめ込み式でキャタピラと転輪は一体成型で組み立て易く、完成写真の箱絵は間違いなく作れることを(親にも!)確信させましたし、一箱50円はお手軽でした。弊害は、プラモデル工作に必要な「根気」を養えなかった事と、四号対空戦車の名称「ヴィルベルヴェント」と「メーベルワーゲン」を、取り違えて記憶した事でしょうか…
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キットの中でもⅢ号突撃砲は「戦車」という実感を強く感じさせ、お気に入りでしたが、その理由は、ネット情報によると、エアフィックスのⅢ号突撃砲を参考にしているとの由、納得出来ました。
現在はⅢ号突撃砲のキットは多く、有難い事にタミヤはフィンランド軍仕様までリリース、 緑商会の時代からの発展を感じさせます。それにしても小学校の低学年の頃に作った模型を引きずって、「三つ子の魂百までも」ではないですが、この齢まで楽しめるとは!
真にプラモデルは有難いです。 |