Home > (Photo)モノ48と言えば…F101B

誌上個展

(Photo)モノ48と言えば…F101B

by  コルディッツ

 小学校五年生頃の人生最初のプラモデル・スランプを、モノグラム1/48のP51B製作で 克服した私は、以降ずっとモノグラムのキットには、時には裏切られたと思うことはあっても、 リスペクトし続けています。20年前位のスランプの時期に、再びモノグラムのキットに突破 口を開いてもらおうと購入したのが、1/48のF101Bブードゥーでしたが、P51Bの簡潔さと は異なるキットで、スランプは続き…
 第二次世界大戦機からセンチュリーシリーズに目先を変えたのは、別のジャンルならば、 スランプ脱出により効果的と思ったものですが、理詰詰じゃ駄目ですね。
 私にとってF101と言えばハセガワ1/72のRF101Aでしたが、なぜ偵察機型を選択した のか、ずっと不思議でした。モノグラム版F101Bを入手したのを機に調べてみたら、アジア で使われたヴ―ドゥーは偵察機型だけで、戦闘機型は北米本土だけと知り、模型会社の シビアなマーケッティングを垣間見た思いがしました。
 F101Bは米空軍とカナダ空軍に長距離要撃機として就役し、偵察機型は米空軍と中華 民国空軍で使用され、前者はベトナムで、後者は中国本土で多数失われています。
 
 アメリカのオハイオ州デイトンにある米空軍博物館にはF101BとRF101Aが展示されて いますが、博物館の膨大なコレクションには眼が眩みそうでした。館内照明が暗かったのと の技術の低さから、?な写真で申し訳ございません。  
  カナダはオンタリオ州ハミルトン市の郊外マウント・ホープには、ハミルトン国際空港と隣接 して「カナダ軍用機遺産(ウォープレーン・ヘリテージ)博物館」があり、ここにはカナダ空軍の 使用したCF101Bが展示されています。公共交通機関を使ってのアクセスが分からず、
トロントからバスでハミルトンの中心に出て、行きはタクシー利用、帰りは徒歩でハミルトン の中心まで戻りました。
 中華民国(台湾)の桃園国際空港の敷地内には「航空科学館」があり、桃園国際空港から シャトルバスで5分で着きます。博物館の外周に中華民国空軍の使用したF86FやF100A に交じって、RF101Aが展示されています。なぜか展示機は垣根に囲まれていて、機体全体 が見えずらいのが難ですが、日本からヴードゥーを拝観しに行くのには、一番便利です。

 ドイツのシュパイアーのオートテック博物館にもF101Bが展示されています。ヨーロッパに 配属されたことはないはずなので、たぶんアメリカの航空博物館とコレクションの交換でも したのではないでしょうか。当博物館には輪切りの「零戦」も展示されていて、コレクションの ストライクゾーンの大きさに驚きました。ドイツ国鉄のマンハイム駅から列車で1時間位の シュパイアー駅から、市内中央にある世界遺産のシュパイアー大聖堂の前を脇目に、徒歩 20分位で着きます。
 航空博物館だの戦争博物館だのの追っかけばかりしていると、常識的な観光ポイントは スル―ばかり。そう言えばダックスフォードに行く時は、必ずケンブリッジ駅を使っているの に、まだ大学に寄ったことがありせん!人間的に問題があるような気がしてきました(笑)。


 F101B アメリカ空軍博物館にて  2004年12月撮影





RF101A アメリカ空軍博物館にて 2004年12月撮影



CF101B カナダ軍用機遺産博物館にて 2006年4月撮影









 CF101Bのミサイルランチャーを後方から撮影



 RF101A 航空科学館  桃園国際空港にて   2007年12月撮影




 F101B シュパイアー オートテック博物館にて 2008年12月撮影






Home >(Photo)モノ48と言えば…F101B

Vol.72 2014 August.   www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /  
           editor Hiromichi Taguchi 田口博通 /無断転載を禁ず  リンクフリー

「webモデラーズ について」 「広告のご出稿について」

特集1


TOTAL PAGE