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プラモデルの製作

   4号突撃砲戦車(ジオラマ)

by 愛知県在住 作者 清水 栄治




■作品について
 この作品は15年以上前に製作したものですが現在のように飛行機作りをする前にはAFVを主に作っていました。タミヤから始まりイタレリ、ドラゴンへと戦車作りが移って行きました。その数は現在ストック(完成、未完成品)としてかなりあると思います。
ジオラマにした理由は以前に市内の模型店でバーリンデン作品の本物を見たこと 又 雑誌等で作品集を見たりしてかなり感動して、いつかはそんなようなものを作ってみたいとの思があり、当時では非常に出来の良いドイツ軍の4号突撃砲戦車でジオラマを作ることに決めました。
そこにはバーリンデンの“まね”もあったと思います。そしてこの作品は長く自宅の陳列棚に眠っていました。ある時(2011年)タミヤ、イタレリ協賛で作品コンクールを開くことを知りそれに応募しました。そこで写真の部で賞をもらったことを覚えています。




■キットについて
 戦車はイタレリ製1/35で現在では絶版となっていますが、私の記憶では30年以上前から販売していたと思います。その後何度も再版をしておりますが模型店では現在入手が困難な状態です。キットの出来は当時では非常に良いと思います。素材の薄さ、エッジの鋭さ、質感、デフォルメなど素晴らしいものがありました。ただしプラスチックが硬く折れやすいこととデカールの艶消しがきついことがマイナス点にあげられます。 キャタピラはタミヤと同じでベルト式のソフトビニール製で出来ています。当時はこれが主流で違和感はありませんでした。キットは説明書通りストレートに作りました。塗装は全て筆塗りでタミヤのエナメル塗料を使い仕上げにドライブラシをほどこしてあります。

 


 兵隊、オートバイ、街路灯等はタミヤ製。門壁、門扉はイタレリ製でキットをストレートに組み同じくエナメル塗料で艶消しを強く効かせて塗ってあります。タミヤの兵隊は海外のキットに比べ身長がやや小さく痩せ気味でスマートすぎる感がありますが我慢するところです。 石畳、芝生は情景用の紙製シート(タミヤ、他)を使い台座の上に木工ボンドを塗りその上に貼りつけてあります。汚れた感じを出すために歩道に石膏の固まりを砕いたかけらに着色したものをばらまいてあります。




■全体について
 製作は100時間程度かかったと思います。戦車のジオラマとして本格的に作ったのはこれが初めで最後の作品でした。やはりバーリンデンの表現力には素晴らしいものがあります。物の質感を塗装でどのように表現するか? そのためにどんな塗装方法があるかなど自分の作風で今までとは違う何かを感じた作品でありました。又作品に光があったった事は嬉しく思いました。




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