Home > キ98 (メンモデル1/72) タイ空軍仕様

プラモデルの製作

 キ98 (メンモデル1/72) タイ空軍仕様

by 寿




 ・満州バージョンに続いてタイ空軍仕様の一機です。「同じ機体を同時に作って飽きないのか」とかたまに云われたりしますけど、モチベーションが持続してるなら一粒で二度美味しい的な気分で作業は続行できるもんです。割と。そんな訳で銀色機体を作ったその日の内に、このタイバージョンは塗りに入っちゃったりする訳ですよ。まぁ、工作はほぼ終了してて塗装メインなんで随分と気が楽なのではありますが。 
 全面銀と違って塗り分け有るんですけど、いつもの筆塗りで行くので工程はさくさく進みます。上面にしても下面にしても、最終的に到達する色合いよりも暗い色合いで塗り始めるのはお約束ですね。この下地の色次第で仕上がりがほぼ決まっちゃうので、いつもここで悩みますけどね。まぁ、失敗したら塗り直せばよいだけの話ですし。
 下塗りが決まれば後はルーチンワーク。色合いのトーンを上げて面相筆でちまちま塗り込んで行きます。やー、やっぱ筆塗り楽しいわ。エアブラシも悪くはないけど、なんだかコンプレッサーが回ってると急かされ感があって今ひとつ落ち着かない感じです。塗装ブースのファンも換気扇そのもので結構にぎやかだしね。
 筆塗りが終了したら目指す色合いよりも少しだけ明るい色でエアブラシ。筆目のボカシに入ります。今回はその後に上面の唐草模様を筆でてきとーにウネウネ塗って、デカールを貼り、セミグロスクリアーでオーバーコートすれば完成です。
 



・今回の塗装のレシピ
 上面が、ダークアース(22)→ブラウンFS30219(310)→ダークイエロー(39)
 下面が、三菱コクピット色(126)→中島コクピット色(127)→ガイアカラー灰緑色(213)
 矢印の順番で塗り重ねてます。メーカー名の明記されてない色はGSIクレオスです。参考になるかどうか分かりませんが、一応「知りたい」って人がいらっしゃったので。



 

製作の詳細

(写真1):
 取り敢えずダークアースで下塗り。何だか帝国陸軍機だとこのままでも良さそうな良い色合い。茶褐色の塗装の機体にもそのまま使えそう。

(写真2):
 下面の下塗りは三菱コクピット色で。前に桜花で試したら割と調子が良かったので、灰緑色を塗るときのデフォルトになるかも。



(写真3):
 中島コクピット色で塗り込み。脚庫は暗い方がメリハリ出るのでこのまんま上塗りまで持っていきます。

(写真4):
 灰緑色で上塗りした状態。うーん、良い感じだねぇ。



 (写真5):
 上面も重ね塗りした後に唐草模様を筆塗り。こうして見ると日本人が設計したとは思えない、妙な雰囲気の機体ですな。

(写真6):
で、足付けてペラ塗ってデカール貼って、セミグロスでオーバーコート。この辺りはワンパターンだけどお気に入りの手順なもんで。そんでもって完成。機首の蛇マークはハセガワのスペースウルフから。アジアっぽくて割と似合ってると思うんだけど。


(写真7)
(写真8)


 Home>キ98 (メンモデル1/72) タイ空軍仕様

Vol.73 2014 September.   www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /  
           editor Hiromichi Taguchi 田口博通 /無断転載を禁ず  リンクフリー

「webモデラーズ について」 「広告のご出稿について」

製作記事

TOTAL PAGE