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ガイペロン級多層式航宙母艦（バンダイ1/4140）

by 　Windy Wing 2013

　今回は大ガミラス帝国が銀河に誇るドメル機動艦隊の中から、七色星団海戦で奮戦した＜ガイペロン級多層式航宙母艦＞の３隻をご紹介します。

　離着艦するパイロットにとっては迷惑千万な形状に甲板前縁を改造してまで索敵能力を増強したにもかかわらず、魚雷が有効射程に入るまで敵戦闘機の接近に気づかずに、結局わずか四発の魚雷で撃沈された第一空母＜バルグレイ＞。

作戦中の空母でありながら観艦式並の密集艦列で航行していたために、味方艦の爆発に巻き込まれて轟沈した第三空母＜シュデルグ＞。

爆沈の間際に「こんな結末、認められるかよー」と叫んで、「それはこっちのセリフだ」と視聴者に言わしめた第二空母＜ランベア＞。

３隻はそれぞれアングルド・デッキの有無や甲板前縁の形状で差別化されていますが、この「メカデザイナーが苦しまぎれにドラッグした線にモデラーが振り回される」という状況に最近わりとよく遭遇します。

「宇宙戦艦ヤマト」のセル画は今も昔も美しいですね。
＜バンダイ　メカコレクション＞が100円だったころは、この絵に惹かれて気軽に店先で親にねだったものですが、これが１個400円にもなった今は、それもちょっと難しいかもしれません。

ただ、キットの品質が格段に良くなっている以上、文句ばかりも言えませんので、ドメラーズIII世（11月）とダロルド（未定）の発売を楽しみに、いずれ在りし日のドメル艦隊を整列させることにいたしましょう。

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