以前にハセガワが販売していた、キャノピー塗装済みキット。組んで分かったのだが、組み図に「工作のコツ」という欄があり、図も大きめに刷ってある。キャノピー塗装済みの割には1997年で700円であり、通常キットと価格に大差がなかったように記憶する。箱は大きめでしかもキット完成写真だから、初心者向き製品なのだろう。だが、そういう製品はだれにとっても作りやすい。私も気楽に作ってみた(←いつもそうだ)。
箱を開けると、成形は紺色だった。コルセアとかヘルキャットの類は紺色だとプラモデルって感じがしていい。せっかくだから、全体色の紺色はプラそのままで作ることにする。 |
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キットの成形色を使うという手法は、本Web誌で紹介している『プラモ・ガイド』の時代にはちゃんと存在していた。 そのころ子供だった私は「色を塗らないなんて、プラモデルの作り方としてヘンだ」と思っていたが、それから50年たつとすっかり考えが変わり、「それはいい方法だ」と思えるようになった。色を塗らない面白さが分かったからだともいえる。今回は成形色が濃いので、接着不良が見つけやすいから、かねて流し込みタイプの接着状態を確かめたいと思っていたので、これで組んでみた。 |