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プラモデル製作記事 温故知新シリーズ第11弾

F-102A デルタダガー(YMC 1/166)

by ヒサマロ




 どうもヒサマロです。今回の温故知新シリーズは日本プラモデル創世記のメーカーYMC(山田模型社)のF-102Aデルタダガーを取り上げてみました。このメーカーはもともと木製ソリッドモデルの半完成キットを販売していたようですがマルサンがプラモデルを発売して後にプラモデルの方に移行してきたようです。 1/100で日本の複葉機をシリーズで出していたことは有名ですが私は現物にお目にかかったことはありません。




 今回取り上げたF-102Aはボックスにベビープラスチックと謳われています。サイズは文春ネスコの「20世紀飛行機プラモデル大全」には1/100となっていますが実測してみると1/166でした。 たぶんそこに掲載されている小キットたちはどれも1/100よりももっと小さいものと思われます。ボックスはキャラメルタイプで表も裏も同じデザインになっています。




組立説明書は3面図が載っており作り方は全て文章だけといういかにもソリッドモデルのメーカーさんだったことをうかがわせます。 部品点数はスタンドを含めても8点のみ。飛行姿勢のみのデスクトップモデル風でございます。




 まずは2分割された胴体を接着します。もちろんコクピットはありませんのでキャノピーがかぶる部分にブラックを塗っておきます。空気取入口も開口されていませんのでここも黒く塗っておきます。次にレドームを接着しますが先端のピトー管がめちゃめちゃ太いですがそのままとします(このキットの味ですからね)。 キャノピーを接着しますがかなり隙間が出来ますのでパテで適当に埋めておきます。左右の主翼も隙間が出来ますのでこちらもパテのご厄介になります。




 残りは塗装ですが全面エアクラフトグレーですのでクレオスの同色に白を入れてスケールに合わせて明るくしておきます。アンチグレアはジャーマングレーにレドームはセミグロスブラックを塗りました。問題はデカールですがやはり使用できませんでした。 それでかなりのスケールオーバーですがフライングパパ1/144のバーモント州空軍から転用させてもらいました。ウィングフェンスとフィンキャップのグリーンが良いアクセントになっています。とってもかわいいデスクトップモデルが出来上がりました。




 次回は絶版キットを作ろうが特集のようですので(今年になってほとんどこのシリーズは国産絶版キットを取り上げておりますが) ハセガワ1/72シリーズの第1弾F-4ファントムを取り上げる予定です。それではまた。




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