中学生になった頃、マニアックな機種選定のリンドバーク72のドイツ空軍機シリーズに、 大きく魅かれましたが、それでも入手する気になれないキットがありました。それがアラド
Ar234ブリッツで、機首に位置する操縦席の風防を、模型は左右分割にしているので、 実機には存在しない接着痕を消せないと、ガイドブックで知ったからです。
なので大学生の頃に、フロッグ72のAr234が輸入されたと知った時は、喜び勇んで 埼玉からはるばる笹塚まで買いに行きました。ところが箱を開けてみたら、ガッカリする
キットで、双発か四発かを選べ、さらにV1を背負うタイプも作れるのは良いとしても、離陸 用補助ロケット(RATO)のパーツなどは、プラの塊にしか見えず、物置送りになってしま
いました(泣)。 |
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しかし今になってみると、風防の致命的な問題ないんだし、これは物置から解放して、 成仏させて上げようという気持ちになっています。そんな訳で、独大戦機特集に合わせて、
Ar234の現存機の写真をご紹介させていただきます。
現存機は、2基のユンカースJumo004Bターボジェットエンジンを取り付けたB2型で、 米国立航空宇宙博物館の別館ウドヴァ―・ハズィ・センターに、Do335やHe219と共に
展示されています。
Ar234B2 やはり関心は機首部分に集中しています(笑) 役に立たなかったと 言われている後方監視用のペリスコープも気になります。 2004年7月撮影
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