　Home >レポート　静岡ホビーショー2015メーカー展示　

レポート　プラモデル　

レポート静岡ホビーショー2015 メーカー展示から　

　by webmodelers編集部

　５月16日、17日の２日間、静岡ツインメッセにて　今年の静岡ホビーショー2015　一般公開日が開催された。
　タミヤ、ハセガワ、アオシマ、バンダイなど、静岡に拠点を置くプラモデルメーカーと関連メーカーが多く　ブースを構えていた。
　また対側棟にラジコン各社が多く出展されていて、話題のラジコン　ドローンも多く紹介されていた。
今年は、久々にクレオスが展示しており、話題のエアフィックス新製品を見ることができたのが嬉しい。
　今年のプラモデルの傾向は、ガールズパンサー、艦コレが一段落したが、今年も次のアニメの流行を各社が探している状況のようだ。

　各メーカーの主な展示は
・タミヤ（1/32　デハビランド　モスキート,1/35 パンサーＤ型、1/24 トヨタＡＡ型車）
・ハセガワ（1/700 海自ヘリ空母　いずも）
・エブロ（ 1/24 シトロエン)
・アオシマ（蒼き鋼のアルペジオ　イ401、DD51ディーゼル機関車）
・童友社（ラジコンドローン、あかり家シリーズ、ホビーボス輸入品）
・クレオス　(エアフィックス1/72 九七艦攻、デファイアントなど、ディンハオ1/35AFV）
といった所だった。

タミヤ　

　タミヤの新開発品は　1/32 デハビランド　モスキート　FB Mk.6。タミヤの技術を総結集した見事なもの。　エアフィックスの超絶　1/32モスキートに対抗してのことだろうか。香港モデルからも1/32モスキートが発売されるので、　これで計3社の競作となる。

　ＡＦＶ　ＭＭの完全新金型は　1/35 パンサーＤ型。これで、Ｇ型と並べることができる。

　自動車モデルの新開発品は1/24 トヨタＡＡ型という珍しいアイテム。今春のベンツ300SLに続き、1950年代のヒストリックカーをシリーズで企画している様子だ。
その他、エッチング部品付で、1/12 ロータス49Bと、1/12ホンダRA273が再発売されるのもうれしい。

　イタレリからは、1/72 ショートスターリングＭｋ４が発売されるようで、楽しみだ。

　
1/32 新金型　デハビランド　モスキート　FB Mk.6　（　19,800円）

精密な　主翼構造と、コクピット		主翼ナセルの　エンジン部から主脚構造
爆弾槽　高密度なディテールで再現されている。		プロペラブレードとエンジン排気管は　２種選択できる

コクピットの再現もタミヤらしい精緻なもの

バリエーションも豊富

新金型の1/35 パンサーＤ型がいよいよＭＭシリーズに　(７月発売予定）

1/24 「トヨタＡＡ型」　3,400円　6月発売
トヨタ自動車初の量産自動車で、クラシックなボディラインを　　見事に再現している。

コクピット内部はバスタブ方式、
日本人らしい運転手が秀逸

エッチングパーツと金属エアファンネル付で　再発売される1/12 ロータス 49B 1968

こちらもエッチングパーツ付で再発売される　1/12 ホンダ　RA273

イタレリからは　1/72 ショートスターリングＭｋ．４

ハセガワ　

　今年の完全新規開発は　1/700 「海上自衛隊　ヘリコプター搭載護衛艦　いずも」全長40ｃｍ近い海自最大の大型ヘり空母の洋上模型で、搭載予定の　オスプレイや　各種車両も別売りで用意される。
　
　飛行機模型は「1/48 九五式水上偵察機」が開発中ということで、パネル展示されていた。その他は　新金型追加、パッケージ替えでリニューアル発売されるものが多かった。
また、しんかい6500がレジン製ダイオウイカなど深海生物が付属して再発売される。

新金型追加の　1/48三菱FS-T2改		1/48 戦場マンガシリーズ　「復讐を埋めた山」中島疾風
1/72 しんかい6500　が右のダイオウグソクムシとダイオウイカがセットされて再発売される。		レジンパーツで製作された　カワイイ？深海生物

エブロ

　ミニカーとプラモデルカーを中心にカーモデル専門メーカーとして着実に力をつけてきたエブロから、会場発表になった　1/24 「シトロエンDS19」。エンジンや前部ボンネット内部も再現された素晴らしい出来で、発売が待たれる。昨年のルノーに続き、渋いアイテムのヒストリックカーで　シトロエンを待ち望んだカーマニアも多かろう。
　
　また、　1/20「マクラーレン　ホンダ MP4-30 2015」　が開発されているようで、3D造形モデルが展示されていた。進行が期待される。

昨年からアナウンスされてきた 1/20 　TEAM Lotus Type 88 1981　と　Type88B 1981 (6,800円）が　いよいよ開発が完了となり、発売される。楽しみだ。

発売が待たれる　1/24　「シトロエンDS19」　　7,800円

開発が進んでいる　1/20「マクラーレン　ホンダ MP4-30 2015」
今季の最新マシンの３Ｄ試作モデルが公開されていた。

直近の発売が待たれる　1/20 TEAM Lotus Type 88 1981(左）　と　Type88B 1981 (6,800円）

アオシマ　

　アニメモノは　蒼き鋼のアルペジオシリーズとして、1/400 潜水艦　蒼き鋼　イ401が　発売になるようだ。起動砲発射体制に変形できる。
　
1/45 トレインモデルで　ＤＤ５１北斗星が発売予定で、　内部まで作りこまれている素晴らしいキットだった。これは欲しい！

蒼き鋼のアルペジオシリーズの展開

1/400 潜水艦　蒼き鋼　イ401 (7月発売予定　7,344円）
起動砲発射体制に変形できる。

アオシマの面目躍如の1/45 トレインモデル
ＤＤ５１　北斗星　内部まで作りこまれている素晴らしいキット。

童友社

　童友社は今話題のラジコン　ドローンの実演展示を中心にしていて、子供達の関心を集めていた。
プラモデルでは　輸入販売をしているホビーボスの新作　1/48　サーブ　J-32 ランセンが展示されていた。
伝統の家モデルは　あかりシリーズがほのぼのとして注目を引いた。また、城、タワーモデルも関心を集めていた。

ホビーボスの新作　1/48　サーブ　J-32 ランセン

手作り感たっぷりの小さな家　あかりシリーズ。
あかりがともり、ほのぼのとした工作キット。　3,400円～3,600円
右から　雪の合掌作り、ログハウス森の家、カナディアンハウス、カタコト水車小屋

電動水車小屋も参考出品され、そのウスの上下の動きに　子供達の目が釘付けになっていた。
動きもの、光物は　子供達にテッパンの人気。

ドウユウシャというと、城モデル、タワーモデルで有名だが、
方向性は　一般人に受け入れられやすい、かんたんプラモデルを目指していて　好感が持てる。
更に彩色済情景モデルが発売になっていた。初心者にも気軽に楽しめるのが良い。プレゼントにいかが。

クレオス　

　輸入するエアフィックスの新作は　いずれも　旧作を完全に置き換えるもので、決定版といえる凄い出来具合。いずれも　発売が待たれる。今年も新生エアフィックス旋風に巻き込まれそうだ。
　注目は　1/72 グラマンワイルドキャット　凄い出来で　主翼折り畳み部が再現されている。
　また、ディンハオブランドとAFVclubの新作1/35ＡＦＶが展示されていて、珍しいアイテムが多く、発売が楽しみ。

クレオスが輸入するエアフィックスの新製品群