「最小」のジェット艦上攻撃機を設計したダグラスの設計技師エド・ハイネマンが、スカイホークとほぼ同時期に設計した「最大」の艦上攻撃機です。
全長・全巾共に22mを超える大型機です。
初飛行はA-3が1952年で、A-4が54年。 運用開始はどちらも1956年(私が生まれた年)です。
しかし、退役はA-3が1991年に対して、A-4は2003年と大きく異なります。 |
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これはA-3の開発目的が当時はまだ大型だった核爆弾を搭載して空母から発進できる「艦上核攻撃機」だったからです。(空軍のB-47に対抗したような感じですね。)
核兵器の小型化、主たる運用が戦略原潜やミサイルに変わったこと、艦載機の超音速化が急激に進みA-5ビジランティが就役したことなどにより、1961年には核攻撃機としては運用されなくなりました。
その後は大型の機体を活かして偵察や空中給油機、輸送機などに活用されました。
ベトナムでは機雷投下にも使われたそうです。 |