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(Photo) 祝 ソッピースキャメル 生誕100周年

by  コルディッツ
飛行機実機写真

 ソッピースキャメルの原型初飛行は1916年12月22日なので、生誕100周年を迎えました。前作のパップの後継機として誕生しましたが、格闘戦向きに作られた本格的な戦闘機です。1917年5月から実戦に参加し、一年半の間に1,294機を撃墜しています。(運用開始時期は6月説、7月説もあります) 特に名高いのは、1918年4月21日にブラウン大尉がレッド・バロンを撃墜したことでしょうか。また単座戦闘機として初めて爆弾搭載可能になった機体でもあります。
 英国は、鈍重で鴨になる機体を沢山作るのに、ここぞという時には、キャメルやスピットファイアのような冴えた機体を送り出せる、真に不思議な国です。


ソッピースF.1キャメル  F6314/B
 王室空軍博物館(ヘンドン、ロンドン郊外)にて  2006年7月撮影



ソッピースF.1キャメル  N6812
 帝国戦争博物館(ロンドン)にて  上は2000年12月、下は2008年7月撮影
 戦争博物館改装前の撮影です。改装後はどうなっているのでしょうか。





ソッピースF.1キャメル  B7280
 ポーランド空軍博物館(クラコウ)にて  2011年5月撮影
 この機体は、西部戦線で1918年9月5日にドイツ軍の戦線後方に着陸して
捕獲されたものです。第二次世界大戦中に英空軍の空爆からポーランドに
疎開して、大戦終結後ポーランドの所有になりました。
 残存した5機のキャメルのうちの1機で、爆弾架を持つ唯一の機体です。





以下の2機は実機なのかレプリカなのか、私のリサーチ不足で不明です。
ソッピースF.1キャメル  M6394/F   2007年2月撮影
 西オーストラリア航空遺産博物館(ブルクリーク、パース郊外)にて



ソッピースF.1キャメル B7220
 ラッツエンーハノーファー航空博物館(ラッツエン)にて  2009年7月撮影 
 なぜドイツの博物館に英国機を展示するのか不思議でしたが、それは隣に
真っ赤なフォッカーDr.Ⅰがあるためではないかと。ただしブラウン大尉機は B7270です。



以下はレプリカですが、印象が良かったので掲載させていただきます。
レプリカのキャメル  N2078
 艦隊航空博物館(ヨービルトン)にて  2004年1月撮影
 キャメルの最初の配属部隊は王室海軍航空隊でした。









レプリカのキャメル  N6330
 航空博物館(シアトル)にて  2009年10月撮影




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