Home > (Photo) ボーファイター イン オーストラリア

特集 爆撃機 & 攻撃機

(Photo) ボーファイター イン オーストラリア

by  コルディッツ
博物館写真

 航空宇宙評論家の故佐貫又男教授は、ボーファイターは気に召さなかったようで、ボーファイターのエッセイの表題は「勝てば官軍」、本文冒頭は「勝ち戦ではなみの戦士でも英雄になる」と、英国人の好みそうな辛辣な評を加えています。(「続々ヒコーキの心」講談社より)
 的確な評と思いますが、エアフィックス72のボーファイターとBf109Gを作った覚えのある私は、もう少し愛想良くても…と思ったものです。
 ハセガワのボーファイターのキットに、極東戦域でオーストラリア空軍(RAAF)が用いた全面フォレスト・グリーン塗装ものがありますが、、その塗装の機体をメルボルン郊外のモーラビアン空港にある国立オーストラリア航空博物館で拝観しましたので、ご紹介させていただきます。
 同機は、オーストラリアの航空機製造省(DAP)で1944年から1946年にかけて生産された365機の1機で、戦後生まれのA8-328号機です。戦時中の第31飛行中隊を記念してA8-39号機でEH-Kのコードレターをまといます。
 タイプはMk.21とされていて、対艦攻撃機のMk.X相当のようです。同博物館のHPには武装と尾翼の上反角に改訂ありとありました。また同機は完璧な姿で残っている6機中の1機で、かつオーストラリア製造で残っている2機中の1機とのことです。


DAP Mk.21ボーファイター  A8-39 EH-K (実際はA8-328)
国立オーストラリア航空博物館(モーラビアン)にて  2010年8月撮影

























(おまけ) 帝国戦争博物館ダックスフォード(ダックスフォード)にて 
 レストア中のボーファイター  2006年7月撮影      



レストア中のボーファイター  2013年7月撮影    



Home > (Photo) ボーファイター イン オーストラリア
Vol.92 2016 April.   www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /  
         editor Hiromichi Taguchi 田口博通 /無断転載を禁ず  リンクフリー
「webモデラーズ について」 「広告のご出稿について」

プラモデル模型製作特集1

TOTAL PAGE