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特集 艦載機 と 空母

(Photo) フェアリー・ファイアフライ イン 海外

by  コルディッツ
博物館写真

 フェアリー・ファイアフライは複座艦上戦闘機として開発されました。英国海軍が何の目標もない海上を飛行するには、戦闘機にも航法士が必要と判断していたためですが、皆さまご承知のとおり、第二次世界大戦での航空母艦から発艦する戦闘機の主流は単座戦闘機でした。そのためファイアフライは偵察戦闘機、夜間戦闘機、対潜機そして標的曳航機と役割が変わっていきます。  第二次世界大戦中はティルピッツ攻撃や日本侵攻を行い、朝鮮戦争でも軽空母から発艦したオーストラリア海軍のファイアフライが従軍しています。
 第二次世界大戦中に生産されたMkⅠは、ラジエーターを機首に置き、獰猛なイメージですが、戦後のMK5はエンジンをパワーアップして、翼のつけ根にラジエーターを移設したので、まるで別の機体のように見えます。


 フェアリー・ファイアーフライMkⅠ  
 帝国戦争博物館(ダックスフォード)にて  2013年7月撮影
 獰猛さを感じていただこうと思いまして掲載しました。



 タイ空軍のファイアーフライFR.MkⅠ SF11
 タイ空軍博物館(ドン・ムアン空港、バンコク郊外)にて 2003年11月撮影
 タイ空軍では1958年から標的曳航機として使用したそうです。



 カナダ海軍のファイアフライAS.6Mk6 BD◎G VH142
 カナダ軍用機遺産博物館(マウントホープ)にて  2006年4月撮影
 カナダ海軍機はAS.5Mk5対潜装備型と同じですが、装備が米国製ではなく、 英国製になっています。ファイアフライはカナダ海軍の空母マグニフィセント (英マジェステック級軽空母)に搭載されていました。展示機はオーストラリア 海軍の使用機だったようです。





オーストラリア海軍のファイアフライAS.6Mk6 WD827
 国立オーストラリア航空博物館(モーラビアン)にて 2010年8月撮影
 オーストラリア海軍空母シドニー(英マジェステック級軽空母)に搭載され、 朝鮮戦争に従軍し、北朝鮮陸軍に攻撃を加えました。WD827機はシドニーに 搭載されましたが、実戦には加わっていないそうです。



操縦席。発艦時の前方視界はあまりよくなさそうに感じました。





主翼は後方に折り畳みますが、そのストッパーが興味深かったです。







主脚と主脚収容靴口




航法士席を覗く。



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