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特集 レベルのプラモデル

(Photo)WWⅠ最良の一撃離脱機 SPAD XⅢ

by  コルディッツ
博物館写真

 レベルのプラモデルと言われて、すぐ思い付くのは、やはりファイターシリーズです。私は小学生から高校生までの時期に、WWⅡ機を中心に、時々WWⅠ機 にも手を出す感じで常用していました。スパッド13もその一つですが、WWⅡ機 のように熱烈な関心は持てずにいました。
 ところが航空博物館巡りをしているうちに、WWⅠ機の魅力にはまり、自分なりにリサーチをしてみたら、改めてレベル・ファイターシリーズのWWⅠ機の選定やキットの羽布表現などに感銘を受けました。ホント、偉大なシリーズでしたね!
 という訳で、今回はレベルが72でも28でもリリースしたスパッド13の実機を紹介させていただきます。
 8,000機生産されたスパッド13のうち、飛行状態可能なオリジナルの機体はパリ郊外のジャン=パティスト・サリ飛行場にある博物館展示の1機だけです。
 飛行場にはパリのシャトレ・レ・アレ(Chatelet Les Halles )駅から、RER(高速郊外鉄道)D4線Malesherbes行きで、途中のラ フェルテ アレ(la Ferte Alais ) 駅で下車します。車中1時間11分。駅前の道を右(北東)に進み、ショッピングセンターの角を左に折れて川を渡り、行きついたT字路を右(北)に進むと、ジャン=パティスト・サリ飛行場の大看板が見えてきます。
 看板の脇の森の中に入る登り路を道なりに進み(西)、その先にあるT字路の右(北)が入口です。私は片道徒歩40分でしたが、前日ソミュールで徘徊して 足を痛めていたせいなので、普通の人なら20分くらいだと思います。


  スパッド13 C-1  5 83ドラゴン中隊機  2016年8月撮影
 ジャン=パティスト・サリ博物館(ラ フェルテ アレ、パリ郊外)にて
 掲示板によるとスパッド13は220馬力のイスパノスイザ・エンジンを装備し、英国やドイツの機体よりも優秀でした。上昇力と高速性能に優れ、木製構造の頑丈な機体で、急降下速度は450Km./hまで認められていた、とありました。
 まさしく一撃離脱向きの機体で、WWⅠ時のフランスの先進性を感じました。


















(おまけ) 米軍塗装のスパッド13   S4513
 帝国戦争博物館・米軍用機館(ダックスフォード)にて 2006年7月撮影



        スパッド13 C-1  S.5295 
ル・ブルジェ航空宇宙博物館(ル・ブルジェ)にて 2008年2月撮影
2016年再訪時にはスパッド13の姿はなく、スパッド7に交代していました。



スパッド13(レプリカ)  NX3883F/26
 航空博物館(シアトル)にて   2009年11月撮影



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