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全日本模型ホビーショー2016 レポート 

 by webmodelers編集部

 9月23日~25日の3日間、東京晴海ビッグサイト第4ホールにて 全日本模型ホビーショー2016が開催された。
 プラモデル、ラジコン、ミニカーと多くのメーカーが出展していたが、 国内メーカーの スケールプラモデルの 新製品は少なく、元気な青島の健闘が目立った。
 
主な新製品では
タミヤが1/48F-14トムキャットと1/35 M40 ビッグショット、1/24 NSXを展示。

ハセガワは 期待のリニューアル1/72 二式大艇はパネルのみの展示だった。近々発売となる航空母艦1/350 隼鷹も展示されていた。

ファインモールド は ジブリ作品から天空の城ラピュタのタイガーモスが展示されていた。

 エブロは開発中の1/48ホンダジェットのモックアップと ビンテージF1新製品1/20 ブラバムホンダを展示していた。
もっとも元気だったのが、青島
1/24 パガーニ ウアイラが新金型で登場、内部や可動ドアまで精密に仕上がっていた。
特にプレペイントなど時代の進化をとりこんだ製品には目を見張るものがあり、 1/24のプレペイント LANCERはこのプライスでここまでできるのかと凄かった。

また、同じく元気な童友社も 1/72 の完全スナップ、ステッカーとデカールで塗装不要の F-4Jファントムの展示をしていた。

 元気なメーカーには新しい発想でチャレンジをどんどんしてもらい、時代の進化をとりこんだ更なる製品の進化を期待したい。

 
(本レポートでは 版権がややこしいアニメキャラ、フィギュアなどは メーカーブースごと割愛した)

会場風景

タミヤ 

 新製品としては 1/48 F-14 トムキャットが今秋発売になる。
部品分割もオーソドックスな構成だ。

MMシリーズ 次作は 1/35 US 155mm自走砲 M40 ビッグショット
1/24 CARは ホンダNSX
1/12 バイクでは カワサキ Ninja H2R が発売になる。

飛行機プラモデル

1/48F-14トムキャット


主翼の可動メカ

給油プローブ
部品ランナー

MMの新製品

1/35 US 155mm自走砲 M40 ビッグショット

 

CARモデル 

1/24 ホンダNSX
タミヤらしい堅実なまとめ方だった。


フレームシャーシー構造も再現されている(左上ランナー)


エンジン、サスペンションはシートと共に白色プラスチックで成型されており
完成させるには塗装が必須のようだ。シートとは別ランナーに分け 黒かグレーシルバーで成型しておけば
一般の人でも 塗装無しでそれなりに完成させることが可能になるのだが、、

バイクモデル

1/12 カワサキ Ninja H2R


部品ランナー一式



ハセガワ

 ハセガワは 期待のリニューアル1/72 二式大艇は12月発売予定とのこと。
今回は残念ながらパネルのみの展示だった。開発の進行が待たれる。

艦船では、航空母艦 1/350 隼鷹 が展示されていた。

リニューアル 1/72 二式大艇(パネル展示)



近々の発売 1/350 隼鷹




エッチング部品など多用し 精密な完成度になっている。




エブロ

 エブロのプラモデルの新製品は ビンテージF1 1/20 ブラバムホンダ。
パイプフレームまで再現されているようだ。

開発中の1/48ホンダジェットはモックアップを展示していた。 

1/20 ブラバムホンダ 
今秋の発売が待たれるCARプラモデル新製品 


パイプフレームまで再現されている


エブロが初めての飛行機プラモデルとして開発中の1/48 ホンダジェット 
モックアップが展示されていた。開発の進行が楽しみだ。




ミニカー 1/18 ホンダシビック
日本仕様と英国仕様が発売になる。


参考出品の1/24プラモデル シトロエンH バン  移動屋台バージョン


1/24国産名車 トヨタ2000GT (ダイキャスト)
素晴らしいプロポーションで再販を待ち望んでいたファンも多いと思う。



クレオス

注目! ブースの中にエアフィックス リニューアル版あり
1/72 ジェットプロボスト と 1/48 スツーカの 部品ランナーを紹介する。

1/72 ジェットプロボスト
部品を見ると素晴らしい出来。発売が待ち遠しい。


1/48 スツーカB1
部品群を見ただけでも 凄そうな出来が想像できる。




アオシマ

 元気な青島は 時代の進化をとりこんだ製品には目を見張るものがあった。
9月に発売のOH-1ニンジャといい、最近の青島の製品はサービス精神も旺盛で、
どの製品の企画もとにかく素晴らしい。青島は黄金期に入ったのでないだろうか。

1/24のプレペイント LANCERはこのお値段でここまでできるのかと凄かった。
1/24 パガーニ ウアイラが新金型で登場、内部や可動ドアまで精密に仕上がっていた。
1/72 三式戦闘機 飛燕一型丁 244戦隊も、整備状態で展示可能なようになっている。
1/48 リモコンAFVシリーズにも タイガー後期型が登場する。
参考展示だったが, 9月に発売されたOH-1ニンジャと組み合わせる自衛隊支援車両を開発中のようだ。



 1/24 プリペイントモデル  CZA4 ランサーエボルーション
塗り分けがとにかく凄すぎる。12月発売が待たれる。 一作の価値あり。


びっくりするような細部の塗り分けに注目
CARモデルは新時代に突入したようだ。
ある意味で 組み立てプラモデルの理想形ともいえる。





1/24 パガーニ ウアイラ


エンジン、ウイングドア など 素晴らしいモールドだった。
自分で塗装しなければならないが、
もし、このプリペイント版が発売されることがあれば、凄いことになるでしょうね。 


1/24 マツダ SA22C RX-7 デイトナ ’79  11月発売予定


三式戦闘機 飛燕一型丁 244戦隊
整備台付き



1/48 リモコンAFV タイガー1型後期タイプ
(この迷彩のプリペイント版も欲しい所。
そうすれば、プラモデラーでなくても一般の人にも迷彩戦車が簡単に完成する)



カプセルトイでは 1/12 DJブース コレクションが11月に発売される。
遊び心いっぱいで楽しくなる。 ターンテーブルとスピーカー 欲しい!



童友社

童友社は 超小型のラジコンドローンをメインで展示。
その他 城、刀などのバラエティモデル以外に、最近では 飛行機プラモデルにも積極的に参戦している、
今回は、完全スナップの 1/72 F-4J が新製品として登場した。

 凄シリーズから  完全スナップの 1/72 F-4J が新製品として発売される。
塗装なしでも、ステッカーシールとデカールだけで精密モデルが完成する簡単さがよい。
一般向けの 新しい考え方の飛行機プラモデルの普及が待たれていた

箱絵イラストは昨年 見た記憶がある人も多いと思う。ファントムのモールドは韓国A社製のようだ。

上面部品はガルグレーで、下面部品はホワイト、タイヤなどは黒のプラスチックで成型されている。


ステッカーシール
塗装をしない場合用に主翼フラップホワイト上面
ジェット排気金属部などにステッカーが用意されている。
デカール


デカールとステッカーを併用することで、塗装せずとも下のような完成姿に仕上がるということだ。
1/72 ファントムの精密キットが無塗装で完成するのだから 一般向けとしては最適だ
(童友社から提供いただいた 無塗装の完成画像)
   
 下は 比較用の塗装した完成画像




ファインモールド

ファインモールド は 新製品として、ジブリ作品から天空の城ラピュタのタイガーモスが展示されていた。
また、旧日本軍のくろがね4起が12月に発売になるようだ。

 ジブリ作品から天空の城ラピュタのタイガーモス




プラッツ

プラッツは 新製品として、1/72 T-2 CCVと 1/72 T-1B を開発中。
また、1/144 C1 も開発中。

開発中の 1/72 T-2 CCVはパネル展示


1/144 C1 と 1/72 T-1Bも 開発が進行しているようだ。


T-33 レインボー記念塗装バージョンが発売になる。


ガルパンも増加中



インターアライド

輸入プラモデルのインターアライドは トランペッターの飛行機とAFVのプラモデルを主に展示。
トランペッター 1/32 スツーカ


1/32 Mig-29 ファルクラム


1/72 MiG-31 フォックスハウンド 


1/72 Su-34 フルバック


モノクロームブランドで10月に発売になる 1/35 75式自走 155mm榴弾砲


トランペッター 1/35 ソビエト軍 9K52


トランペッター 1/35 BMP-T


1/35 ソ連 Su-101自走砲


 


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Vol.98  2016 October.     www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /
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