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特集 グラマン レシプロ ファイター

  F7F ( アオシマ 1/72 )

by GRIFFON




 グラマン最後の双発レシプロファイターです。モスキートをスリムにしてR2800双発(2100HP*2)にしたようなもので馬力で引っ張るタイプです。P38といい単座大馬力双発戦はアメリカ人好みなのでしょう。

 配備されていれば猛威を振るったでしょうがグラマンが本気を出して作ったF7FもF8Fも不本意な結果になったのは皮肉なものです。
 アオシマも、超マニアックな物をよく出したものです。100円シリーズよりはマシで合い や表面仕上げは気を使ってます。


出来は、言わずもがなですが今なお1/72唯一の国産キットです。(シリーズNO.2のFW189が1971年5月発売なのでF7Fは1970年くらいですか・・46年前
NO.3は天雷を出して下さい (^-^) )




 全体形はソコソコですがすさまじい細部に手をこまねいて構想25年、作り始めて10年で完成です。(^。^)V

お粗末なエンジン回りを修正
(カウリング先端の段を埋める、中をくりぬいて
エンジン:フジミ天山コピー改造 追加
プロペラハブ新作/ブレードはハセF6Fをコピー(12枚:磨くの うんざりしたゼ
ハブの穴明けは簡単な割出し治具を作りましたが割合、うまく行きました)
パイロン 20mm機銃修正、翼端灯、着陸灯追加)
主輪ホイルはP-38のコピー
前輪はT-33主輪をコピー
コックピットに手を入れ改造して
-2N(後席)と-3(垂直尾翼)にしました。

主翼ダクトのつつ抜けは、迷ったのですが紙を袋状にして内面に貼ったら、それらしくなりました。(パテやプラじゃ大変だし)




モータを入れ脚カバーを何とか開閉式にして【1/72 飛行機を飛行姿勢と着陸姿勢で作ろう】第3弾です。(^-^)

脚カバーのヒンジですが
ME110は試行錯誤で弱すぎ
回転軸も前後別で芯が出ません。

FW189は多少改良して真鍮線を軸にして
それにカバーを付けるようにしたので
強度と芯は出たのですが塗装時に
固まってしまうのと、他を工作中に
うっかり押し込んで壊したり
所詮イモ付なので取れやすい問題があります。(実際、作ってみないと判らないです)
F7Fの主脚カバーは、またぎヒンジなので支点はナセル内になり塗装時に固まることはありません。
脚カバーに穴をあけてアームを固定したので強度も十分ですが位置合わせが手探りで出しにくい問題があります。
断面を取って作図すれば良いのでしょうがその通りに作れないので同じ事です。
(何か手を考える必要があります)

前脚カバーは後取付式にして塗装時の問題を解決しました。

脚は差込み式で引込みは、あきらめていますがいずれ何とかしたいものです。
(金属部品を主体にしてオレオも可動にすれば可能でしょう。
電動で引込めば最高ですが)



アオシマ 双発機シリーズ完食です。
買った時は、こんな未来は予想も出来ませんでした。
もはや模型というより人生のカケラのような物で眺めていると色々な事を思い出します。
(若い人には日記をつける事をお勧めします。
組立説明書に買った日付/曜日と店名を記録しておくだけでも、思い出になります。)



 F7Fが欲しくて買ったものの出来の悪さに長年放置して思い出したように少しずつ作ってきましたが多分、望んでいたのはコレだったのでしょう。

迷っている間に世の中が進歩し、NETで情報も入り 小型モータも手に入るようになりました。
 昔、ぼんやりと望んでいた 飛行/着陸姿勢の両立とモータ内臓は何とか実現出来るようになりましたがあまりに長い時間が掛ってしまいました。

若い頃の完全主義のせいで自分の力量も考えずに、あれもこれもと望んでしまい結局、手がつかなった結果です。



 高望みの積んどくモデラーにならない為には(最初から超絶技量があれば問題無いのですが)
早いうちに自分の力量を見極め
どこまで手を入れるかを決めないと
蜜柑(未完)山は高くなるばかりです。
完全をめざして挫折するよりは
似ている部品は妥協してコピー
流用できる部品はどしどし使いましょう。
思切りと要領も技術のうちとしましょう。




 レベルアップするにしても作品ごとに1つか2つくらいにしておかないと、きりがありません。
とは言うものの究極の望みは飛ばす事ですが
現時点では無理なので(今は、はっきりしていませんが)
もう1歩、踏み込んだギミックを考えてみます。




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