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バイクプラモデルの製作

 GSX1300Rハヤブサ(K2) (タミヤ 1/12)

  by KOZY商店

1.はじめに
 こんにちは。KOZY商店です。タミヤの1/12 GSX1300Rハヤブサ(K2)になります。タミヤの隼といったら一式戦ではなくこちらです。パッと見、SF世界から来た生命体のような不思議なカタチをしております。動力性能も怪物級で、丸々と太った巨体からは想像できない軽快なフットワークを見せます。
 初めてこのバイクをご覧になられた方は「気持ち悪い」と思う方がほとんどだと思います。しかしだんだんカッコ良く見えてくるから不思議で、実際ワンテンポ遅れてからすごく人気が出てきました。大抵のスポーツバイクは2年も経つと陳腐化してしまうところ、ハヤブサは逆です。このデザインには何か魔力のようなものが宿っているのかもしれません。

図1 完成図



 さて今回はタミヤマスターワークコレクションの完成品を持ち合わせていましたので、緊急企画、プラモVS完成品の同門対決「どっちがプラモでショー」になりました(図2)。マスターワークの完成品は基本プラモと一緒です。 相違点としてはマーキングや塗り分け部、メンテナンススタンド用のピン等で、良く見れば判別は可能です。
はたして手作りモデラーの面目を保つことは出来るのでしょうか???

図2 プラモデルと完成品(共にタミヤ1/12)



2.キット内容
 キットです。タミヤ1/12オートバイシリーズNo.90のキット。現行商品になります。箱絵ではサイドスタンドが出ておらず一瞬、不可解に見えます。 これは車幅が太いためで、見る角度、距離によってはスタンドが隠れてしまうこともあるようです(図3)。

図3 ボックスアート



 パーツ構成です。プラパーツ9枚にアッパーカウルとタンクになります。ウインカーとテールランプは色プラ成型で、塗装が不要です(図4)。
「色付きウインカーでは05以降の型が…」とかいうのは気にしない気にしない。

 デカールは1999年〜2002年のレギュラーカラー(毎年3色)の計12パターンで、00のギンブサや02のクロブサなど、限定特別色は含まれていません(図5)。
二輪雑誌を見ながら実車を買う気分であれこれと悩んだ末、K2の銀/ガンメタにしました。

その他ではカウル塗り分け用のマスキングシートと、メッキ調シールが付属でこれは親切です。ただし切れ目が入っていないので自分で切り抜く必要はあります。予備でコピーを取っておくと失敗しても安心です。

図4 パーツ構成
図5 デカール


3.製作
 各パーツを切り出し、インストに従って塗装をします(図6)。外装の銀はグンゼ時代の古いC8、ガンメタは缶スプレーTS-42を瓶に取り出し、少し薄めて使いました。最後の仕上げには保護のウレタンクリアーを吹いておきます(※)。塗りが済んだら接着剤で汚さないよう注意しながら組み立てます。合いは特に問題は無いようです。 ※市販バイクではタンクはニーグリップの擦れ傷防止のためクリアーコートされている反面、カウリングはデカール(ステッカー)貼りっぱなしが多いようです。ここはオーバーコートしない方が考証的には正解なのかもしれません。

図6 塗り終えたパーツ



4.完成 
 完成したハヤブサです。完成品との比較は「遠めに見て」見劣りする部分は無いかな?といったところで、なんとか面目は保てたハズ…そういう事にして下さい(汗)。正直なところ、戻しムラが出たので外装の綺麗さでは完成品に今一つ及ばず、少し悔しいです。 それでもそこそこ見れる程度に出来たのはキット自体の完成度の高さで、誰が作っても同じ風になるのはさすがタミヤさんです。“個性派”の方は他のカラーリング(実車は計37パターンあります)や複座型への改造などいかがでしょうか。

図7 


図8


図9


図10 




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