高校生の頃、エアフィックスの32スケール「モンティズ ハンバー」を買いたくてしかたなかったです。モンティことモンゴメリー将軍が、第二次世界大戦中に使用したスタッフ・カーのハンバー・スナイプ、そして運転手と将軍のフィギュアがセットでした。しかし高額だったのと地上兵器は76スケール限定に決めていたので、パスしました。今から思うと、何たる小役人的発想!
歳月を経て、今春改装された帝国戦争博物館を拝観しましたら、「モンティズハンバー」が展示されていましたので、ご紹介します。ダックスフォードの地上車輛館の展示車と同じ物かどうかは、リサーチに至りませんでした。
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それにしてもモンティは、ロンメル将軍の好敵手でパットン将軍の競争相手なので、絶対に名将です。けれどプライドの高さと自己主張の強さを嫌われ、映画「遠すぎた橋」などで凡将扱いされるのは、気の毒に思います。
とはいえ、モンゴメリーの傲慢ぶりは、同時代の英国人のセンスでも問題のようで、オーウェルの1944年のエッセイには「神は自身をモンゴメリー将軍と考えておられる」というジョークが広まっている、と書かれています。
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