主翼と胴体の接合は整形を要する。上面フレット部分に広い隙間ができる。下面は後縁部分で胴体下面と全く関係ない状態だ。まず、中央の胴体部分を瞬間接着剤で固める。次に大きな隙間があるフィレット部分にプラ板を差し込む。これで上反角を決めてから、瞬間接着剤で固める。これで位置が固定できたから、下面後縁側はガリガリ削ってカスごと瞬間接着剤で固め、またガリガリ削ってカスごと瞬間接着剤で固め、もう一度ガリガリ削ってカスごと瞬間接着剤で固め、3回繰り返すと大雑把な整形が終わる。その後にパテをサラっと塗って削れば、整形完了。フィレット部分は瞬間接着剤を流し、硬化したら瞬間接着剤を流し、もう一度瞬間接着剤を流すと、窪みが埋まっていい感じになる。こちらは溶きパテを流し、固まってから溶剤で拭き取ることで、周囲の凸リベットを傷つけないマアマアの整形をする。
水平尾翼は、補助板を切除して面を整形、胴体側も整形すれば、パテ整形も不要なくらい密着させられる。しかも頑丈。 |
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風防はちょっと寸法が大きい。それはOKとして、胴体との擦りあわせ・削りあわせで何とかする。それでも残った隙間には、水性ボンドを流しておけば目立たない。
エンジンカウリングは、前後方向の一発成形。パネルラインやカウルフラップのモールドなどは、一つもない。だからヘロヘロの表面の整形にはちょうどよい。全面を削って整え、何本かスジを入れておく。排気管はプラパイプを斜めに切ったものを付けておいた。
プロペラは意外なほどいい。OK、このまま使う。タイヤや脚カバーはキットが造られた時代を感じさせる出来。これもキットパーツを使う。尾輪は基部が高すぎるので、2ミリくらい切り落としておく。
改良工事は極力控えたが、主翼前縁に機関砲の穴をあけ、左翼に真鍮線でピトー管を付加、風防後部のアンテナ柱を伸ばしランナーで作りかえた。そのくらい。 |