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飛行機プラモデルの製作

 フォッケウルフFw44シューティーグリッツ
(フーマモデル1/72)

by 林ヒロチカ




 フーマモデルはドイツの簡易インジェクションメーカーでご存知の方も多いでしょう。ある時期からりっぱな箱入りになり、プラの色が白からライトグレーになっていよいよこれからかなと思っていたのですが倒産したようですね。模型店で見かけても倍近い値段になっています。
最初は模型店の片隅に袋入りの吊るしで二三種類ずつ売られていた記憶があります。その頃は実験機や計画機よりも地味な練習機や輸送グライダーのラインアップが魅力でした。今回は当時の旧作からフィンランド空軍の塗装のFw44をアップさせていただきます。




 尾翼のマークはMe-109Gの写真で見たことがあります。カリ・ステンマン他著『第二次大戦のフィンランド空軍エース』(大日本絵画)P68の説明によれば、これは第34戦闘機隊の標識「鷲の雛」で戦隊長の似顔絵だそうです。 スワスチカが水色のラウンデルに替わった後も使われたようで、なるほど捨てがたい面白さがありますね。






 ファインランド空軍マークを使用後に残ったデカールシートの画像です。スエーデン空軍のマークもあって購買欲をそそられました。 ユングマンやゴータGo145Dなどフーマモデルの練習機のデカールは豪華版でまことにおおようなものでした。






 張線はシングルにしてしまいましたが、実際はダブルでいずれ修正しようと思っています。 キットはこれ一つしかないので・・・もう二個くらいは買って於けば良かった。




 簡易インジェクションらしいモールドですが組み上がると実感十分、ユングマンは羽布張りの表現などに製作者のこだわりが窺えます。エンジンなど小物の造型も適度で何となくこれで良いという雰囲気です。メーカーの自国機に対する愛情そして気骨といったものを感じさせる模型ですね。
フーマモデルのラインアップを思えば、晴嵐や震電はキット化しても練習機などはなから振り向きもしないで平気だった日本のメジャーメーカーの行き方がつまらなく思えてきて困ります。
それではまた



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