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誌上個展

 IAR80 (Aモデル1/72)
幾多の国難を乗り越えローマ帝国の末裔奮闘する

by NOBUNAGA

 ルーマニア(ローマ人の国)と言えば65歳以上の方にはモントリオールオリンピックの妖精コマネチを思い出すでしょう。近くは1989年のチャウシエスク独裁体制の崩壊が強烈な印象があります。
第二次世界大戦ではナチスドイツの枢軸国から連合国側に寝返って戦勝国になった末にソ連の衛星国としての道を歩み、今はソ連のくびきから放たれて独自の国づくりをしています。
 1939年に親独政権になってからは東部戦線でソ連機と戦い、次にはアメリカ機と戦いついにはかつての盟友ドイツ機と交戦すると言う壮絶な戦いをして国としての生き残りを選びました。



  IAR80はポーランドのPZL P24やイタリアのサボイアマルケッティSM79を参考に設計され1938年(昭和13年)4月に初飛行しました。機体構造はセミモノコックでエンジンは1025馬力と「B級」飛行機ではありますが各国の戦闘機と渡り合う等活躍しました。
 機番140はイオン・ガレア中尉の乗機で事故でクラッシュした後はメッサーシュミットBf109E4に乗り替え12機撃墜のエースです。国籍標識はミハイクロスの真ん中に小さな赤蛇の目が描かれています。



 キットの箱絵はちゃちですが細身ながらもアウトラインもしっかりしたもので素組みで充分です。ただアンテナが前面キャノピーを貫通してますのでピンバイスで穴を開けて差し込むのでヒビ割れがでないように要注意です.
第47戦等飛行隊の四葉のクローバーはもう少し後ろにずらした方が良かったですね。



 参考資料:オスプレイ軍用機シリーズ45「第二次大戦のルーマニア空軍エース」 MMPBOOKS「ルーマニアンハ      ンター」の他インターネットでの実機写真等





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