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飛行機プラモデルの製作

 ブロック MB152 C1
(フォンドリーミニアチュアール1/48)

by NOBUNAGA




 第二次大戦の戦闘機の中で「零戦命」と言う人もいればグリフォンスピットが最高と言う人もいればメッサーBf109だ、いやTa152が最強だと言う人もいて皆さんそれぞれひいきの戦闘機を持ってますよね。ブロックMB152はどうでしょう。そんな戦闘機知らないよとほとんどの人は興味は無いと思います。小首をかしげたようなエンジン周りがチャーミングだなとかデカい20㍉機関砲が逞しくってステキ!なんて人は世界中に10人もいないでしょうね。「どんくさい」というのが大方の見方でしょうか。  「世界の駄作機」第1巻 84ページ(岡部ださく著 大日本絵画)でブロックMB152の駄作ぶりが笑えます。持ってる人は読んでみてください。
 そんな「駄作戦闘機」と劣悪な環境の中でドイツ機に敢然と立ち向かったパイロット達の心境を思わずにはいられません。少数ながらMB152によるエースも出ています。




 作例の71号機はルイ・デルフィノ大尉乗機で大戦中16機撃墜のうち6機はMB152に依るものです。 
 そんなMB152ですがMB155と進化してMB157に至っては最高速度710km/時を出したと言われています。




 キットの内容は本体の他エッチング部品とレジン製エンジンと尾翼ラダー部、メタル製の機関砲、尾橇、アンテナ支柱などです。キットについては(MB155ですが)スケールアビエーション2000年11月号 VOL.16 32ページ「インストとともにあらんことを!!」に詳しく書かれていますので興味のある方はご覧ください。
F.M社の簡易インジェクションキットの6001と言う製品番号からして同社の初めての製品ではないかと思われます。

製作

アウトラインを確認してから図面を参考にリベット打ちです。かなりの密度で疲れ果てました。


エッチングのパイプ椅子は太めでアバウトです。同じように真鍮線で作り直したのですがコックピットに収まりません。一回り小さく作り直しです。椅子は結構複雑な構造です。
コックピットは写真を参考に調整です。それにしてもフランス機は計器類がやたらに多いですね。


尾翼のラダーはレジンですが大きすぎるし薄すぎます。整形してプラ板を貼って、パテを盛りました。
カウリングは大きすぎるので切断し3㍉ほど詰めました。カウルフラップも2㍉ほど詰めます。


尾橇は車輪が付いているのでしょうか面白いですね。カバーには目立てヤスリで皺を付けました。 フランス独特の照準器はタテヨコ2㍉です。



参考資料:レプリック誌1999年94号  ウイングマスター誌2009年69号  「第二次大戦のフランス軍戦     闘機エース」大日本絵画  その他インターネットに依る実機写真等




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