MiG15とMiG17の区別は、誰がなんと言おうと難しい!!主翼の後退角が35度から45度と鋭くなり、主翼上の境界層板が片側2枚から3枚に増えたというすぐ分かる違いを教わっても、角度を目分量で測れるセンスなく、境界層板の数を数えるのが面倒な横着者なので、一瞬の印象だけで判断すると、たいてい取り違えています…
そもそもMiG17は、MiG15の改良型MiG15bis-45°として開発がスタートしたので、似ていて当然です。初飛行は1950年1月14日、直線翼のアヴロ・カナダCF-100カナックや、直線翼から後退翼に改めたリパブリックF-84Fと同期です。
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超音速ジェット戦闘機の実用化一歩手前で、試行錯誤でもがいていた機体の揃い踏みの感があります。この年朝鮮戦争は勃発するし、当時の航空ファンは、きっと退屈する暇はなかったでしょうね!
Mig17Fは37mm機関砲1門と23mm機関砲2門での武装し、ベトナム戦争では北ベトナム軍のミグは、先代と同様に米空軍に一泡吹かせています。なのでもっと日本で名が売れて、プラモデルがガンガン出ても良かったのでは…
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