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飛行機プラモデルの製作

   連載WW1(No.40) フォッカーC.Ⅰ
(マーリンモデル1/72)

by TOSHI




 B.P.M.S.の例会で支給された古いキットを製作しました。
フォッカーD.Ⅶの複座型ということですが、実機はオランダに戦後亡命したフォッカーが製作していますので厳密にはWW1の機体ではありません。
胴体部分だけ使ってローデンと組み合わせるのもアリかと思ったのですが、翼も延長されていることもありキットの部品を使うしかありませんでした。




 マーリンモデルに対する予備知識無しで着手したのですが、ヘロヘロの簡易インジェクションの本体とホワイトメタルの小物で、翼間支柱も柔らかいプラ棒を切って自分で何とかしなさいというという難物キットで、それらしく形にするのに精一杯でした。
 翼は3分割されていますが断面も繋がらず全体に波打っていますので完全にモールドを削ってしまい、リブは細切りのマスキングテープで再現しました。
 翼間支柱は真鍮棒を挟んだ真鍮管を潰して作っています。キット付属のプラ棒でできるとは思えないですね。D.Ⅶと同様に張り線が少ないのが幸いです。
模型でも張り線無しで頑丈な構造ですね。



 実機はオランダで生産されソ連等でも使用されましたが、赤丸が国籍標識のオランダ機にしてみました。赤丸の色調は判らなかったので日本機とかぶらないようにRLM23を使っています。完成後に実機画像をオランダのサイトで見つけて、機番の書体が違うことに気付いたのですが修正は後日ということで・・・






 出来が悪くても他に選択肢の無いキットを何とか完成できて良い経験になりました。
ロシア機や空冷エンジン搭載機も有りますので、機会があればチャレンジしたいですね。



製作過程


P-01
ほぼ文字だけで簡単なインストです。マーリンというのは魔法使いらしいですね。
P-02
部品はこれだけです。バリと部品の区別が難しいです。



P-03
ホワイトメタルも大胆に修正することが必要です。
P-04
それらしく内部をデッチ上げてみました。座席はホワイトメタルですが精密感は無いです。


P-05
翼間支柱は金属化しています。金属線を貫通させることで組立ては容易になります。

P-06
張り線は着色したテグスを使いました。


P-07
水平尾翼の支柱も金属化しています。
省略されている尾橇を追加しました。

P-08
機銃はローデンから流用しています。
架台はインストを参考にしました。




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