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太平洋航空戦

(Photo) 英国人も認めた歴史的遺産機 五式戦

by  コルディッツ
博物館実機写真

 2004年1月3日、ヘンドンの王室空軍博物館で五式戦を見た時は、我が眼を疑いました。「五式戦の定住地はコスフォード」が固定観念だったので、たとえ新棟がオープンしても、まさか展示されているとは!
 しかも名称は「マイルストーン館」。英国人が歴史に名を残すべきヒコーキと認めた物だけが展示される場所ではないですか。やはり英国人はフェアだと 改めて感じ入った次第です。(こうして異邦人は英国人の術中に嵌る…)
 しかし現在、五式戦はコスフォードにゲットバックしています。日本の国際的な影響力の低下に比例したように感じられ、残念でした。けれど昨年五式戦と再会しましたが、前と同じく歴史的遺産機としては申し分のないコンディションで、百式司偵や桜花など仲間もいるし、わざわざコスフォードを訪れる拝観者は、本当にヒコーキ好きばかりだろうから、都落ちも悪くないと思いました。
 という訳で、五式戦の元気な様子を報告させていただきます。
 余談ですが、川崎重工の三式戦レストアチームが五式戦の実地調査を泊りがけ(5連泊と言っていたような)で行ったという、羨まし過ぎるスピーチを昨年うかがいましたが、「本当はTSR-2も見たかった」というコメントも出ました。
 調査当時は異なるかもしれませんが、五式戦の展示棟に行くには、TSR-2の展示棟を経由しなくてはならないので、さぞ辛かったろうと同情しました。


           川崎 五式戦
 王室空軍博物館(ヘンドン)にて       2004年1月撮影



   王室空軍博物館(ヘンドン)にて       2005年7月撮影 



  王室空軍博物館(コスフォード)にて     2016年4月撮影  











  五式戦の後方はアヴロ・リンカーン爆撃機。
対日戦を念頭にランカスター を発展させた爆撃機なので、五式戦の対等の対戦相手になったのでは?     












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