パーツの袋を開封する。KPは古い東欧キットでは抜群の造り込みで好ましいし、しかもパーツ分割に特異なものはない。これで終わればよいのだが、各翼は前・後縁ともバリなのか、ダルいのか、崩れているのか、スッキリしていない。境界層隔板の成形は丁寧だけれども、どこかモッサリしている。KPのキットはパキパキ硬い材質だったけれども、このキットは柔らかな材質になっており削りやすいから、とりあえず全身を見られる程度に整形する。水平尾翼先端にある棒状のバランサーがピトー管みたいで「これって、違うんじゃないかな」と思ったけれども、改修などしない。細くなった先端を赤く塗れば目立たないだろう。 |
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コックピットは床板に両側面の板を立て、そこに目隠し板や計器盤を接着して組む。座席は後から載せることにする。機首のマッハコーンは事前組込み方式では不便なので、根元で切断して前から差込む方法に変更する。これで胴体左右を接着する・・・としてしまったので、錘を入れ忘れてしまった。気付いたのは脚を接着して置いたときで、それまで気付かなかった。これは後述。この時代のソ連機の特徴である、あちらこちらの小さな吸気口は別パーツ。実機とは形が違うように見えるが、あればよい。胴体背部にある長い膨らみも別パーツ。丁寧に接着すれば難なくOK。
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