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(Photo) ハドソンⅢ イン RNZAF

by  コルディッツ
博物館実機写真

 2005年にオークランド(ニューシーランド北島)の交通博物館航空機館を拝観しました。自然光の中でレストア中のロッキード・ハドソンⅢは、コンディション良さそうで、完成後の姿を見たいと願いました。最近になって、ネットで航空機別館が新装開店され、ハドソンも展示中と知り、長年の願望を果たす事にしたものです。かくて南半球へのエア・チケットが安くて、休みを取り易い時期、9月上旬に12年ぶりの再訪をしました。
 12年前の格納庫を改装したような展示場は、ニュージーランド空軍の英雄、キース・パーク記念館と銘打つ建築物に変貌し、館内展示のハドソンは完璧。
この間の歳月の重さを思い、感激ウルウルでした。
 しかし館内展示は、視野は固定され、接近もままならず、最近の航空博物館らしく、自然光はほぼシャットアウトなので、撮影しづらいのは残念でした。
この方がヒコーキのためなのは分かるのですが…


       ロッキード・ハドソンⅢ  NZ-2031
 交通博物館航空機館-MOTAT2(オークランド郊外)にて 2005年9月撮影  







 交通博物館航空機館-MOTAT2(オークランド郊外)にて 2017年8月撮影
 ハドソンⅢの英文説明の大意は、拙訳ですが以下の通りと思います。
「ニュージランド空軍(RNZAF)は、南太平洋でのドイツ海軍の襲撃に対して、1940年後半にハドソンを哨戒機として採用しました。
 対日戦の開始で偵察機、対潜哨戒機として南太平洋上の島々に展開。ベンチュラと交代後、練習機や輸送機として使用されました。
 展示のNZ-2031機は、ニュージランド本土で使用されていましたが、後にエスピリトゥサント島(現バヌアツ、ガタルカナル島から800km)に配属の、第3スコードロンのGroup Captain(適切な日本語訳が思い浮かばず、済みません)の個人輸送機として、高位の将官の移送任務を終戦まで続けました」
そのため、上部銃座を外したスタイルになっています。









 エンジンは「ライトGR-1820サイクロン」と掲示されていました。





 RAF博物館(ヘンドン)と異なり、ファウラーフラップの展開側に廻れないのは残念。



機体側面のアンテナは、リサーチ出来ませんでした。



ポールトンポール社製銃座を外し、カバーで塞いでいました。



太平洋戦域のRNZAFの迷彩色グリーンは、本当に緑色ですね!




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