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特集 今は無きメーカー フロッグ

Bf109F (フロッグ 1/72)

by 田口博通 Hiromichi Taguchi




 数年前、横浜の模型店ブリッツの開店セールで放出されていたフロッグBf109Fを作りました。入手したのは このキットとハリケーンで、ご存じのように箱入りではなく、ビニール袋入りで吊り下げされていた72シリーズです。当時としては、F型アフリカ戦線用サンドフィルターが含まれている貴重なキットでした。  さて、フロッグのメッサーF型を作るのは2機目。小さいことを気にしだすと完成しないキットだと良く知っています。(ガーランド塗装にするつもりだった1機目は未完箱の中でご安眠中)
それで、許容範囲広く(わかりやすい言葉では おおざっぱに)完成をめざしました。塗装は、いつの日かサンドフィルター付で作りたいと思っていた箱絵のマルセイユ乗機14番サンド迷彩としました。




 胴体も翼もパネルラインなど一切なく、拍子抜けするほど すっきりとしています。胴体にはシートがあるのみで、計器板はもちろん無し。主翼もエルロンとフラップの彫刻があるのみです。
接着部を整形したら、サフェーサーを吹き、機首上部機銃口のモールドが塞がっており目立つので、ドリルで開口しておきました。
主要部品

サフェーサーを吹いた後、めだつ機銃口をドリルで開口、



 メルダース機の塗装は箱絵の塗装図をみながら、Mrカラー19番サンディブラウン、20番ライトブルー65の上下塗り分けを吹き付けています。
特色100番台が発売された後、使うことが無く箱の中で眠っていた定番カラーです。忘れていた色合いを久しぶりに見ましたが、昔なじみの友達に会えたようで、なんだか懐かしい気分になりました。
機首と翼端のホワイトは62番つやけしホワイトです。
キャノピーは黄色セロテープでマスキングして筆塗しました。




 デカールはかかる年月で劣化していますので、ぬるま湯でなく、熱湯につけて強引に糊をはがしました。
機首のアフリカ軍団トラマークはキットデカールに含まれてなかったので、初期のマイクロデカールからですが、明らかにオーバースケールです。
 主脚はきゃしゃな出来なので、脚カバーを主翼下面に接着することで、強度を確保しました。
プロペラは幅広過ぎだったので、少し削りました。




 これで 完成ですが、スタイルは想像していたよりも いい感じです。
さすがフロッグは枯れても英国メーカー。
枝木にとらわれず、林を良く見ています。
ということは、フロッグの名作キットと言われているハリケーンMk2Bは相当に良いはず。ハリケーンもいつか作ってみたいですね。





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