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飛行機プラモデルの製作

   連載 蛇の目(No.23)
スピットファイアMk.ⅨC(タミヤ1/32)

by TOSHI



 定評あるタミヤの1/32スピットを組みました。友人からの依頼製作品ですが久しぶりの大型キットは楽しめました。




 インストは分かりやすく記載されており、ブロックごとに配置されたランナーから部品を外してそのまま組むことが出来るのは流石のタミヤです。




 コックピットは素組みでも充分に精密感があり、少しだけ配線等を追加したのみです。






 乗降扉はキットでは開閉選択式ですが、真鍮管でヒンジを追加し開閉可能に細工しました。
摺り合わせなしでキャノピーの開閉位置の変更が出来るのは素晴らしいですね。




 マーリンエンジンも立体感溢れる素晴らしい造形ですが、省略された配管と若干の補器類を写真を参考に追加しています。




 カバーが極薄で磁石で脱着できるのも素晴らしいと思います。ICMではカバーを閉めようとすると穴が開く寸前まで削ることが必要でした。




 塗装はインストを参考にJ.E.ジョンソン機をフリーハンドのエアブラシで迷彩を施し、マーキングはデカールを使っています。
艶有りのクリアをムラを意識して吹き付け、塗装が単調にならないようにしています。
デカールは若干フィルムが硬くて私には扱いにくかったので、大判の蛇の目だけは塗装仕上げの方が良かったかもしれません。




 エンジンカバーの開閉とともに、各動翼が動かせますので色んな表情が楽しめます。
インストでは切断指示のラダーの操作索は真鍮線に置き換えて動きに追従するように加工しています。
 整備中のディオラマなどもいつかチャレンジしたいと思います。




 フラップは上下選択式ですので次に作る際にはヒンジを追加して可動式にしたいですね。
 フラップヒンジの扉の開閉機構が小さくて難しそうですが、フラップの上下自体は簡単そうです。



 今回はエンジンへの配管追加、ラジエターフラップの開閉等の追加加工をしても60時間程度で完成しました。
簡易インジェクションも楽しいですが、やはり出来の良いキットに少しだけ手を入れるのが精神衛生上吉ですね。





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